稲垣吾郎、香取&草なぎの観劇を回想「お客さん、ソワソワしちゃって」

俳優の稲垣吾郎が10日、都内で開催された舞台『No.9 ‐不滅の旋律‐』囲み取材・公開ゲネプロに参加した。今回が3年ぶりの再演となる本作だが、稲垣は前回、香取慎吾と草なぎ剛が2人一緒に観劇に来てくれたことを明かし、「お客さん、ソワソワソワソワしちゃって」と当時を回想した。
【写真】舞台『No.9 ‐不滅の旋律‐』囲み取材・公開ゲネプロの模様
本作は、数々の名曲を生み出したベートーヴェン(稲垣)が、聴覚を失ってから最後の交響曲『第九番』を生み出すまでを描く。稲垣は翌日の開幕を控えた心境を「いよいよって感じですね。初演は3年前だったんですけれども、またこうして再演できることを本当にうれしく思っていますし、3年たってまたさらにパワーアップしたこの『No.9』を、皆さんにお届けすることができるんじゃないかなと思っております」とコメント。
自身とベートーヴェンの共通点を聞かれると「ヒステリックなところですかね」と言い「最近、香取くんや草なぎくんに、ヒステリック・ゴロチと言われるんですよ」と照れ笑い。「最近は大人になって、少しは大人しくなったと思うんですけど、ちょっとせっかちであったりとか、ヒステリックっていうかね、あるのかもしれないですけどね…まあでも、そういうのは、ベートーヴェンに活きているんじゃないか」と続けていた。
過去の公演では、香取や草なぎも観劇に来たそうで「2人、同時に来るんですよ。もうね、お客さん、ソワソワソワソワしちゃって。カーテンコールのとき、ほとんどお客さんのつむじしか見えませんでした。(2人を見るために)後ろを向くから」と回想。再演を観劇してくれる場合は「できれば、バラバラで来てほしいです。1人の存在感がデカイので。あの方々(笑)」と話していた。
ベートーヴェン役を続けることにも意欲的なようで「ベートーヴェンさんは56歳まで生きていたんですけど、最低でも僕も56歳までは、吾郎の56くらいまでは、この役をずっとやり続けたいなと思いますし、3年経っているので、ちょっと成長は、皆さんに見ていただけるかなと思います」と笑顔を見せていた。
ゲネプロでは、ベートーヴェンが、ピアノ工房を営むナネッテ・シュタイン・シュトライヒャー(村川絵梨)やマリア・シュタイン(剛力彩芽)姉妹と出会い交流していくさま、そしてベートーヴェンとヨゼフィーネ・フォン・ブルンスヴィク(奥貫薫)が織りなす悲しい恋愛模様などが描かれていた。
舞台『No.9 ‐不滅の旋律‐』は、TBS赤坂ACTシアターにて11月11日から12月2日まで上演。