恐怖のハンググライダー! 安全ベルトつけ忘れて宙ぶらりん

初めてハンググライダーに挑戦した男性が、安全ベルトのつけ忘れで宙ぶらりんの飛行を強いられた。インストラクターがその男性の安全ベルトをつけそびれ、離陸直後に大きな過ちに気づいたのだった。海外メディアSkyNewsが伝えた。
【写真】安全ベルトのつけ忘れで宙ぶらりんの飛行
宙ぶらりんになってしまった男性の名はクリス・ガースキー。米フロリダで車部品販売業を営む彼は、休暇で妻とともにスイスを訪れていたところだった。
高さ約1200mの山の崖から飛び立ったガースキーと一緒に、インストラクターも同じハンググライダーに乗っていた。離陸直後に安全ベルトが付いていないことに気づいたガースキーは、2分間にわたり両腕だけでしがみつく状況に。最終的にインストラクターはなんとか平地に着陸させ、ガースキーは無事帰還することができたのだった。ガースキーはその時の様子を動画に収めている。
テレビ番組『Good Morning America(原題)』に対し、ガースキーは「ただ冷静でいようと、この大切な人生にしがみつこうと努めました」。インストラクターについては飛行前の準備段階で重大なミスをしたとしながらも「僕を地上にできるだけ早く下ろすためにできる限りのことをしてくれました」と語る。また「初めての飛行を楽しめなかったので、またハンググライディングに行きます」と語っている。ガースキーはその後手首の手術を受けたが、同日に退院したという。