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シム・ウンギョン&松坂桃李ダブル主演映画『新聞記者』製作が決定!

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(左から)シム・ウンギョン、松坂桃李
(左から)シム・ウンギョン、松坂桃李

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 韓国の女優シム・ウンギョンと俳優の松坂桃李がダブル主演を務める映画『新聞記者』の製作が決定した。1人の新聞記者の姿を通し、メディアは権力にどう対峙すべきかを問う本作について、河村光庸プロデューサーは「一個人の新聞記者を美化・礼賛する内容ではなく、報道メディアに関わる全ての人たちにエールを送る映画でもあり、政治サスペンスとしても楽しめるエンタテインメントです」と話している。

【写真】「シム・ウンギョン」フォトギャラリー

 映画『かぞくのくに』(2012)や、菅田将暉とヤン・イクチュンが共演した『あゝ、荒野』(2017)などで知られる河村プロデューサーが手掛ける本作のテーマは「国家権力と報道メディア」。東京新聞記者・望月衣塑子氏のベストセラー『新聞記者』(角川新書)を原案とし、政権が隠ぺいしようとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃えて公務員の道を選んだエリート官僚が繰り広げる対峙、そして葛藤を、オリジナルストーリーで描く。

 最近では映画『娼年』『孤狼の血』などで新境地を開いた松坂とダブル主演を務めるシム・ウンギョンは『サニー 永遠の仲間たち』(2011)や『怪しい彼女』(2014)などに出演してきた韓国の若手トップ女優。メガホンを取るのは、山田孝之がプロデュースした映画『デイアンドナイト』の公開をひかえる藤井道人監督だ。

 河村プロデューサーは「昨今、世界的な潮流として、権力者や集団の指導者は同調圧力を使い『個』を分断、対立を促し、孤立化を煽る傾向にあります。そのような状況下、官邸に“不都合な質問”を発し続ける東京新聞・望月さんの登場は、正に『個』が集団に立ち向かう姿を日本中の報道メディアに見せつけたのです。映画『新聞記者』は、そんな望月さんの姿にインスパイアされ企画した映画です」とコメント。

 またシムに関しては「複数のアイデンティティと苦悩や葛藤を持つ役柄を言語を超えて表現できるのは彼女以外のキャスティングは思い付きませんでした」と称賛。松坂については役柄を「国を動かす正義と個人が信じる正義の“二つの正義”の間で葛藤します」としたうえで「この非常に繊細な心を表現する役には、類い稀なる演技力が必要とされ、これを演じてもらうのは幅広い役柄にリアリティを与えることに定評がある松坂桃李さんしかいないと思いました」と明かしている。

 映画『新聞記者』は2019年全国公開。

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