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恐怖×狂気×エロティシズム「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」始動 2作公開

映画

 KADOKAWAとハピネットの共同制作により、ホラーやサスペンスで先鋭的な作品を開発・発信するプロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」が始動。第1弾はホラーの鬼才・中田秀夫監督による『殺人鬼を飼う女』、第2弾は安里麻里監督による『アンダー・ユア・ベット』が公開されることが発表された。

【写真】『殺人鬼を飼う女』で4つの人格を演じる女優陣

 「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」のコンセプトは“リミッターをはずせ”。クリエイターがハイコンセプトな題材、内容を思うままに作り、映倫審査R‐18となることも辞さない作品を目指していく。

 『殺人鬼を飼う女』は、2010年に刊行された大石圭による同名タイトルの小説を映画化したもの。主演は、日活ロマンポルノ45周年を記念した「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」作品のひとつ『ホワイトリリー』(中田監督)で主演を務めた飛鳥凛。飛鳥は今作で中田監督と再タッグを組み、ビストロで働く美しいギャルソン・キョウコを演じる。

 キョウコは幼い頃義父から性的虐待を受け続けたことで、解離性同一性障害を患い、自身の中に別人格を作ることで自分を守ってきたキャラクター。キョウコの中にいる別の人格を、女優の大島正華、松山愛里、中谷仁美がミステリアスかつ官能的に演じ、キョウコの憧れの小説家を水橋研二が演じる。

 今作を自信作だと語る中田監督は「『殺人鬼を飼う女』は、エロス(恋愛)+サスペンスという、私が追求し続けたいジャンルの組み合わせで、原作の世界観を守りつつ、どのように鋭角的な映画に出来るかが私にとってのチャレンジでした。ラブシーンもクライマックスには男一人対女三人という場面があり、これもキャスト・スタッフ共に数日に渡る熱のこもったリハーサルを重ね、撮影に挑みました」とコメント。

 一方、キョウコ役は非常に難解だったと語る飛鳥は「監督には『感情が内から湧き出るように!』『そこは獣のように!』など、かなり独特の表現で演出していただきました」と振り返る。そして「綺麗なうわべの部分だけでなく人間の本質をさらに追求することを念頭に置いて挑んだことで、自分の中の芝居の意識がより深いものになったのかなと。見せたくないような汚いところも沢山見せていると思います(笑)」とメッセージを寄せた。

 今回の発表と併せて解禁された『殺人鬼を飼う女』のキービジュアルは、一人の女の中に共存する、4人の異なる人格たちが淫らに入り乱れている姿を描いたもの。横には「快楽の人格四重奏。」というキャッチコピーが添えられており、物語の展開に想像をかき立てられるビジュアルとなっている。

 また、本プロジェクトの第2弾作品『アンダー・ユア・ベッド』も、大石圭の同名タイトル小説が原作。人生で家族を含む他人全てから存在を無視されてきた男が、愛する女性を覗き見し続けるという歪んだ形で、悲惨な境遇にある女性を救おうとする様を描く作品となっている。

 映画『殺人鬼を飼う女』は4月12日より、『アンダー・ユア・ベッド』は今夏公開。

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