トラウマ・ホラーの鬼才パスカル・ロジェ新作『ゴーストランドの惨劇』公開決定

壮絶なバイオレンス描写でトラウマ・ホラーの代名詞となった『マーターズ』を手掛けた、フランス出身の鬼才パスカル・ロジェ監督による新作『GHOSTLAND(原題)』が、邦題を『ゴーストランドの惨劇』として、8月9日より公開されることが決定した。
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ロジェ監督がメガホンを取った監禁・皮剥ぎ拷問映画『マーターズ』(2007)は、『サスペリア』(1977)のダリオ・アルジェント監督も絶賛したその壮絶な内容によって、瞬く間にホラー・ファンの間で話題沸騰に。ロジェ監督は“鬼才”として一躍世界にその名をとどろかせた。本作は、そんなロジェ監督が2012年の『トールマン』以来、6年ぶりに撮り上げた長編作品。絶望的な惨劇に巻き込まれる姉妹の物語を、全編に張り巡らせた伏線と罠で、観る者を巧みに翻弄しながら描いていく。
シングルマザーのポリーンと双子の娘ヴェラとベスは、人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになった。姉のヴェラは奔放で現代的である一方、妹のベスは作家のラヴクラフトを崇拝する内向的な少女で、双子の姉妹ながら性格は正反対。新居に到着した日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。2人の暴漢が家に侵入し、ポリーンは娘を守るために必死に反撃。姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする。
惨劇から16年後、ベスは小説家として成功したが、精神を病んだヴェラは今もあの家で母と暮らしていた。地下室に閉じこもるヴェラは、久しぶりに実家に戻ったベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく…。
公開されたメイン画像では、顔にいくつもの傷を負い、瞳をうるませた女性が扉の隙間から顔をのぞかせる場面が捉えられている。
映画『ゴーストランドの惨劇』は8月9日より全国順次公開。