のん主演『この世界の片隅に』、NHK総合にて地上波初放送決定

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女優ののんがアニメ映画初主演を果たし、ロングラン大ヒットとなった映画『この世界の片隅に』が、8月3日にNHK総合にて地上波初放送されることが決定した。
【写真】のん、上映続く『この世界の片隅に』への思いを語る
『夕凪の街 桜の国』などの作品で知られるこうの史代の同名漫画を、片渕須直監督がアニメ化した本作。戦時中の広島県呉市を舞台に、主人公の女性・すずが、戦火の激しくなる中でも健気に日々の生活を紡いでいく姿を鮮やかに描く。
クラウドファンディングで資金を集めるなど、「この映画を作りたい」「この映画を観たい」というたくさんの願いに包まれて完成し、多くのファンと上映劇場の熱意に支えられ、2016年11月12日の公開以降、1日も途絶えることなく900日以上も全国どこかの劇場で上映が続けられている。
地上波初放送の翌週8月10日には、NHKスペシャル『#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん~戦争中の暮らしの記憶~(仮)』という特集番組の放送も決定。主人公・すずのように、恋やオシャレ、食べ物といった日々のなにげない暮らしを工夫して紡ぎながら、戦時中を懸命に暮らしていた人たちから寄せられたエピソードが紹介される。番組内では、『この世界の片隅に』制作のスタジオ「MAPPA」が片渕監督と新たに制作したアニメーションが使用されることも発表された。
12月20日には、『この世界の片隅に』に新規場面を付け加えた別バージョン『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の劇場公開が控える。原作の魅力的なエピソードの数々を散りばめたこの新作では、すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」がより深く描かれる。
映画『この世界の片隅に』はNHK総合にて8月3日21時、NHKスペシャル『#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん~戦争中の暮らしの記憶~(仮)』はNHK総合にて8月10日21時放送。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は12月20日より全国公開。