福山雅治、『集団左遷!!』清々しくクランクアップ 「がんばるしかなかった」

福山雅治主演の日曜劇場『集団左遷!!』(TBS系/毎週日曜21時)が都内でクランクアップを迎え、福山が取材会に出席。真っ直ぐな情熱の持ち主の銀行員、片岡洋役を好演した福山は「とにかく“がんばる”片岡をどう表現しようか最初は悩みましたが、すべてを本気でやるしかないな、と思いました」と、4ヵ月に渡った撮影を振り返った。
【写真】福山雅治が登場『集団左遷!!』オールアップ取材会の様子
平川雄一朗監督から花束を贈られた福山は「お疲れさまでした! ありがとうございました!」とスタッフを労うと、「連続ドラマに出演し始めてからおよそ28年。TBSの連ドラは21年ぶりで、50歳になって初めての連ドラが『集団左遷!!』でした。思い入れのある作品になりました」と感無量な様子でコメント。やり切った清々しさが漂う。
片岡役について、「台本をいただいたときに、この人『がんばる』しか言ってないなって。最初は、がんばることしかできない男をどう表現すればいいんだろう、と悩みました。でも人間、やっぱり最終的にはがんばるしかないっていう結論に達しました」と、最初は役作りに迷いがあったことを明かした。
果たして福山は、その迷いからどう脱出したのか。「僕自身、振り返ってみて、がんばらなかったことってないなって思ったんです。何かやってきたことって、がんばらなければできないことばかりでした。その最終的な答えを片岡は最初から言っているだけで、間違っちゃいないんだなと思って。その思いで片岡と自分の出発点を同じにして、演技を始めたんです」。
とはいえ、具体的にはいかに片岡を演じたのだろうか。「それは、本気でやるしかないなって。本気で走って、本気で泣いて。ひとつひとつの本気が積み重なっていかないと、“がんばる”って表現できないなと。そういう意味で自分にとってチャレンジングな役でした」。
23日に最終回を迎えるが、「当日はしっかりオンエアを見たいと思います」と話し、再びスタッフに感謝の言葉を述べると、取材会は拍手に包まれた。
日曜劇場『集団左遷!!』最終回は、TBS系にて6月23日21時放送。