ラミ・マレック、『007』最新作の悪役に乗り気でなかった理由とは?

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俳優のダニエル・クレイグが主演する人気スパイシリーズ『007』最新作『BOND 25(仮題)』。映画『ボヘミアン・ラプソディ』のオスカー俳優ラミ・マレックが悪役で出演するが、役を引き受けることをためらい、監督のキャリー・フクナガにある確約をさせたという。
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毎回、ヒットを飛ばす人気シリーズへの出演をオファーされることは、俳優にとって栄誉なこと。ダニエル演じるジェームズ・ボンドと張り合うメインヴィランの役とくれば、なおさらだが、Mirrorによると、ラミは宗教原理主義者やアラビア語を話すテロリストの悪役を演じることはきっぱり拒否し、そうならないことをフクナガ監督に確約させたという。
エジプト出身の両親を持つラミはエジプトのルーツに誇りを持っており、「自分の一部」と考えているとのこと。ラミは演じる役について「最高のキャラクターで演じることに興奮しているが、その人物像についてはキャリーと話し合った」とコメントしている。
ラミはフクナガ監督に自分の演じる悪役が「イデオロギーや宗教を反映するテロ行為に及ぶような人物であってはならない」と伝えたという。悪役の詳細は語らないが、「監督が描く悪役はそうではなかった。だから僕の役はかなり異色のテロリストだよ」とのことだ。
ボンド映画を見て育ったというラミ。そのシリーズで大役を演じる重責を感じるとのことだが、見事に演じきってくれることだろう。