『二ノ国』山崎賢人、アニメーション声優初挑戦の想いを激白

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俳優の山崎賢人が主人公の声を演じるアニメーション映画『二ノ国』より、山崎のコメントが到着。本作でアニメーション声優に初挑戦を果たした山崎が、声優の難しさや役柄に込めた想いなどを語った。
【写真】『二ノ国』山崎賢人演じる主人公・ユウ
『二ノ国』は、『妖怪ウォッチ』『レイトン教授』シリーズなどを手がけたレベルファイブ発売のRPGゲームで、スタジオ・ジブリが制作協力、久石譲が音楽を担当した。映画化にあたり、レベルファイブCEOの日野晃博が原案と脚本を担当し、『おもひでぽろぽろ』などの原画を務めた百瀬義行が監督を、久石がゲームに続いて音楽を手がけている。
車椅子で生活する高校トップクラスの秀才ユウ(山崎)、バスケ部の人気者のハル(新田真剣佑)、ハルの彼女コトナ(永野芽郁)の3人は幼なじみ。ある日、突然襲われたコトナを助けようとしたユウとハルは、現実世界と並行する魔法世界「二ノ国」へ引き込まれる。そこは命がつながった“もう一人の自分”がいる世界。次第にユウはコトナにそっくりなアーシャ姫(永野/二役)に惹かれていく。しかし、そこには「コトナの命を救うにはアーシャの命を奪わなければいけない」という残酷なルールがあった。
山崎はオファーを受けた当時について、「プロの声優の方々と接する機会があり、声優業に興味があったんです。いつかやってみたいなと思っていたので、お話を頂いた時に挑戦しよう! と決めました」と振り返る。
これまで映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』や『斉木楠雄のΨ難』、『キングダム』など数多くのマンガやアニメーションが原作の実写映画に出演してきた山﨑にとって、『二ノ国』のユウ役はアニメーションの声優を務める初めての機会。「普段お芝居をするときは相手の方がいて下さりますが、アニメーションは絵の動きに合わせて声をのせたり、自分だけで感情を上げ下げしなくてはいけないのが凄く難しかったです。普段いかに自分が体の動きに頼っているかを改めて思い知らされる現場でした」と声優の難しさを明かす。
ハルと共に『二ノ国』のドラマを引っ張ってゆくユウについて「現実の世界では、一歩引いてどこか遠慮しているような雰囲気なのですが、二ノ国ではとてもポジティブになってゆくんです」と説明し、「ユウの成長の様子を声で表現できたらと思っています」と役柄に込めた想いを語った。
アニメーション映画『二ノ国』は8月23日より全国公開。