『あんぱん』中沢元紀に『VIVANT』迫田孝也も 『最後の鑑定人』追加キャスト4名発表

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藤木直人が主演し、白石麻衣が共演する7月9日スタートのドラマ『最後の鑑定人』(フジテレビ系/毎週水曜22時)に、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類の出演が決定した。
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小説家・岩井圭也の同名小説をドラマ化した本作は、かつて科捜研のエースとして活躍した主人公が科学捜査を用いて難事件を解決へ導いていくサイエンス×ミステリー作品。俳優デビュー30周年を迎える藤木が孤高で人に興味がない偏屈科学者・土門誠(どもん・まこと)を演じ、土門のバディで人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員・高倉柊子(たかくら・しゅうこ)を白石が演じる。
かつて科捜研のエースだった土門誠は、その鑑定技術の高さから「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめ、科学捜査最後の砦として“最後の鑑定人”との異名で呼ばれていた。ある事件をきっかけに彼は科捜研をやめ、現在は自ら開設した土門鑑定所を営んでいる。有能ではあるものの、人に興味がまったくなく合理的、時には依頼人にも心ない言動で不快にさせてしまうことがたまにキズ…。今回、そんな偏屈科学者・土門に振り回される人々を演じるキャストが発表された。
迫田孝也演じる相田直樹(あいだ・なおき)は、土門に科学鑑定を初めて依頼する弁護士。優しくて人当たりがよく、弁護依頼をどんどん受けてしまいがち。信頼する先輩弁護士に勧められて土門鑑定所を訪れ、それ以降ことあるごとに鑑定協力を頼むようになる。クセのある土門に圧倒されるも、現場に同行するなど事件の真相に近づいていく土門を信用している。
中沢元紀は捜査一課のやる気溢(あふ)れる刑事・都丸勇人(とまる・ゆうと)を演じる。刑事に憧れて神奈川県警に入庁した若手で、上司の三浦に土門と捜査現場の橋渡し役を命じられる。土門のとっつきにくく何を考えているのかわからない様子に翻弄され、イライラしつつも、依頼を引き受けてもらえるよう説得する。
阿部亮平演じる三浦耕太郎(みうら・こうたろう)は、都丸と同じく捜査一課に所属する係長。科捜研で活躍していたころの土門を知る人物で、土門の鑑定技術に絶大な信頼を置く。部下の都丸に土門を紹介し、科学捜査を依頼させる。
栗原類は科警研(科学警察研究所)に所属する嵐山信幸(あらしやま・のぶゆき)役に決定。嵐山は科警研の法科学部副部長・尾藤宏香(びとう・ひろか)の助手。躊躇なく慣例外の鑑定協力を依頼してくる土門を不快に感じている。
また、放送スタートに向けて着々と撮影が進む本作の現場に、原作を手がける岩井圭也が訪問。土門鑑定所のセットが立つスタジオを訪れ、藤木や白石らが演じる姿を間近で見学した。撮影の合間にはキャストやスタッフらと談笑する姿も見られ、撮影現場を盛り上げた。
自ら作り上げた土門と高倉に“初対面”した岩井は、「藤木さんと白石さんに直接お会いすることができて、ビックリです…! 実際に現場で演じている姿も見させていただき、“こうだったらいいな”という自分のイメージ以上の形で演じていてだいているなと感じました。専門用語などのせりふが多く、すごく難しい部分もあると思うのですが、お2人は本当にうまくご自身の言葉のように話されていて“土門と高倉が生きてる!”と感動してしまいました」と明かした。
藤木の“土門っぷり”に関しては、「原作と同じくベージュのジャケットを着ていただいて、すごく似合っておりました。原作に“忠実”というよりは“(土門という男のイメージは)こうだったんだ”と私自身が気付かされた感覚です」と、藤木の演技や作品の演出を絶賛。そして「小説を書くというのはとても孤独な作業で、部屋に一人閉じこもって何十時間と書いて世に出るもの。それがドラマになると、多くの方々の力を通して映像になっていくことはすごく感動的です。小説と映像は媒体こそ違えど、同じく魂が宿っているのだと感じました。原作者としても視聴者としても楽しめてしまう、大変お得な体験をさせていただいているので放送が楽しみです!」とメッセージを寄せた。
ドラマ『最後の鑑定人』は、フジテレビ系にて7月9日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。
※迫田孝也、中沢元紀ほかのコメント全文は以下の通り。