埼玉出身の成田凌、「埼玉で愛されてる?」の質問に「怖い」

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俳優の成田凌と周防正行監督が23日、都内で行われた映画『カツベン!』「全国しゃべくり道中」途中経過報告会に出席。出身地の話や、周防監督の演出について語った。
【写真】成田凌の爆笑も飛び出した 『カツベン!』途中経過報告会の様子
成田が映画初主演を務める本作、舞台は映画(活動写真)がサイレントでモノクロだった約100年前。活動弁士を夢見る青年が、小さな町の映画館に流れ着いたことから始まるエンターテインメント作品となっている。
現在、周防監督が全国を周り『カツベン!』の魅力を語る「周防正行の全国しゃべくり道中」が実施中。周防監督はこれまでに31都道府県を周り、地元の雑誌など、160もの媒体の取材を受けている。成田はキャンペーンについて「本当にありがとうございますとしか思えないというか、すごすぎますよ! 160媒体ってなかなかですよね」と驚きの様子。続けて「そんな監督と取材を一緒に受けていると、楽でしょうがない」と話し、笑いを誘った。
埼玉県出身の成田に周防監督は「埼玉で愛されてる?」と質問。成田が「怖い質問ですね」と返すと会場からは爆笑が起こった。周防監督は同キャンペーンで各地を周り、ご当地の役者が本当に愛されていることを感じたという。周防監督が「東京、神奈川とかはご当地感0だよ」と話すと成田も「そうなんですよ! 埼玉県くらいまではご当地感0です」と同調した。さらに成田は「実家からガチャって出たら若者2人が歩いてて『あ、本物だ』って言われました」と地元でのエピソードを披露した。
周防監督の演出で印象に残ったことを成田は「台詞が何もない、廊下を出入りするシーン」をチョイス。「台詞のないところをこだわってらっしゃったのがすごく印象的でしたね」と回答した。17テイクほど撮ったシーンもあるそうで、周防監督は「撮り方は活動写真を意識して、見えていないところはあるんだけどあえて見せないで、廊下の部屋の出入りだけでドタバタ感を表現したかったので」と撮影に対するこだわりを明かした。
映画『カツベン!』は12月13日より全国公開。