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空族・富田克也監督最新作『典座 ‐TENZO‐』予告&メインビジュアル公開

映画

 映画『サウダーヂ』『バンコクナイツ』を手掛けた映像制作集団・空族の富田克也監督最新作『典座 ‐TENZO‐』より、予告編とメインビジュアルが公開された。

【写真】『典座 ‐TENZO‐』フォトギャラリー

 第72回カンヌ国際映画祭の批評家週間「特別招待部門」に選出された本作は、福島と山梨に生きる2人の若き僧侶の苦悩、そして曹洞宗の高僧・青山俊董との対話を通し、3.11以降の日本で“仏教”や“信仰”がどのような役割を果たすかを描く。富田監督が全国曹洞宗青年会から依頼を受けて製作にあたり、実際の僧侶たちが出演する。

 10年前、本山での修行を共にした兄弟子の隆行と弟弟子の智賢は、福島と山梨のそれぞれの寺に戻った。智賢は住職である父と母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える3歳の息子と暮らしている。兄弟子の隆行は福島県沿岸部にあったかつての寺も家族も檀家も、すべて津波で流されてしまい、今ではがれき撤去の作業員として、ひとり仮設住宅に住みながら本堂再建を諦めきれずにいた。

 映画製作にあたり、監督が僧侶たちに「今、一番話を聞いてみたい曹洞宗の高僧はいますか?」と尋ねたところ、名前が挙がったのが青山。劇中では実際に智賢が訪ね交わされた対話を軸に、福島、山梨、長野、そして中国の自然の中で繰り広げられる、現代日本の僧侶たちの日常が、フィクションとドキュメンタリーの枠を超え、円環していく。

 予告編は、曹洞宗の高僧・青山俊董が「私自身がこの命を誰にも差し上げていない、…いない私が、一日生きるためにどれだけの命を頂戴しているは分かりません」と告げるシーンで幕を開ける。続いて山梨の智賢が、アレルギーで倒れた息子を抱きかかえて病院へ急ぐ姿、日々の職務に疲れた様子などが描かれる。一方の福島では、隆行が津波によってなぎ倒された墓石の前で読経する場面、軽トラックの中で携帯電話を握り締めて泣く姿などが捉えられている。

 さらに智賢が青山に「私は全部投げ出しました。お寺を継ぐということも、家に帰ることも」と告白する場面も映し出される。それを受けて青山が「結構ですね。反発されて結構だと思います」と動じずに答える姿が印象的だ。

 併せて解禁されたメインビジュアルには、「何の為の信仰か? 誰の為に祈るのか?」とのキャッチコピーが添えられ、法衣を着た智賢、作業着で手を合わせる隆行、そして二人の背後で静かにほほ笑む青山に後光が差す姿が写し出されている。

 映画『典座 ‐TENZO‐』は10月4日より全国順次公開。

映画『典座 -TENZO-』予告編

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