イーストウッド最新作『リチャード・ジュエル』緊迫の30秒予告完成
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1996年のアトランタ・オリンピック爆破テロ事件をめぐる実話を基にした、クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』より、緊迫感あふれる30秒予告が完成した。
【写真】イーストウッドが写るメイキングカットも『リチャード・ジュエル』フォトギャラリー
イーストウッドの40本目の監督作となる本作は、1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の容疑者と、真実を追う弁護士を描く、実話を元にしたサスペンスドラマ。映画『スリー・ビルボード』（2017）でアカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェルが弁護士ワトソンを、オスカー女優のキャシー・ベイツが容疑者ジュエルの母ボビを演じる。キャシーは本作での演技でゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされている。
1996年、アトランタ・オリンピック開催中に爆破テロ事件が勃発。不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエル（ポール・ウォルター・ハウザー）の迅速な通報によって数多くの力で多くの人命が救われた。だが彼は、爆弾の第一発見者であることで米連邦捜査局（FBI）から疑われ、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアント（サム）は、この捜査に異を唱えるのだが…。
今回解禁された予告は、爆弾犯にされたジュエルと彼を救おうとする無謀な弁護士ワトソンが、巨大国家アメリカとメディアを相手に反撃を開始するまでを、サスペンスフルな展開でまとめたもの。
アトランタ爆破事件が発生する場面から始まった後、事件の第一容疑者として実名報道されマスコミに「あなたが犯人？」と追われるジュエルの姿や、リチャードの潔白を信じる弁護士ワトソンがジュエルに「何も話すな」「死刑にされる」と忠告し、ジュエルに容赦なく襲いかかるメディアに「彼の人生を潰す気か」と憤りを露わにする姿が映し出される。そして最後は、「反撃を始めるぞ」というセリフと2人の勇ましい表情のアップで幕を閉じる。
なぜ、心優しい男が、国民の敵になってしまったのか。2020年に90歳を迎える巨匠イーストウッドが、いったんは英雄とされながらもマスメディアや捜査機関の暴走で爆弾犯にされたリチャード･ジュエルの実話を通して、SNSが根付き、姿の見えない誹謗中傷が蔓延する現代社会に警鐘を鳴らす。
映画『リチャード・ジュエル』は2020年1月17日より全国公開。
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