カトリーヌ・ドヌーヴ最新主演作『アンティークの祝祭』公開決定 実娘と親子役で共演
映画
“フランス映画界の至宝”と称される女優カトリーヌ・ドヌーヴの主演最新作『CLAIRE DARLING（原題）』が、邦題を『アンティークの祝祭』として4月下旬より公開されることが決定し、メインビジュアルが公開された。
【写真】主演の「カトリーヌ・ドヌーヴ」フォトギャラリー
世界的大女優にしてフランス映画界の至宝と言われるドヌーヴが、実娘で女優のキアラ・マストロヤンニと母娘役で共演を果たし話題を呼んでいる本作。映画『やさしい嘘』（03）、『パパの木』（10）などで知られるジュリー・ベルトゥチェリがメガホンを取り、自身の終焉を察した主人公が、半生を共にしてきたアンティークを処分することで浮かび上がる「劇的な人生」と「本当に遺したい思い」を、女流監督らしい繊細でしなやかな視点で描き出す。スクリーンには、自然豊かなロケーションに、ティファニーやバカラなどの高級アンティークが数多く登場し、ドヌーヴの毅然とした美しさが映える。
夏のある朝、クレール（ドヌーヴ）の決意は突然だった―。70年以上におよぶ長い人生。ここのところ、意識や記憶がおぼろげになることが増えてきた。「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など、数々のコレクションをヤードセールで処分することにする。その見事な品々の大安売りに、庭先はすぐに客と見物人で賑わいはじめた。
大きな家財から小さな雑貨まで、家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にあった。それは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。一方、疎遠になっていた娘マリー（キアラ）は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ（ロール・カラミー）から聞きつけ、20年ぶりに帰ってくるが…。
解禁されたメインビジュアルは、数々のコレクションをバックに、今なお輝きを放つドヌーヴの姿が写し出されており、物語がどのように展開するのか、楽しみなビジュアルとなっている。
映画『アンティークの祝祭』は、4月下旬より全国順次公開。
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