中居正広、3月末ジャニーズ事務所退所へ 元SMAPメンバーにも報告

中居正広が21日、都内で記者会見を開き、今年3月いっぱいをもってジャニーズ事務所を退所することを発表。退所決断の経緯や、ジャニー喜多川氏をはじめ事務所への思いを明かした。
【写真】中居正広、記者会見の様子
中居は2019年5、6月頃、会社に退所の意向を初めて伝えたが、ジャニー喜多川氏が倒れたことにより話が保留になったという。「1日でも早く辞めたいということでなかったので、タイミングをみながら日時を決めようとなった」と振り返り、「(SMAPが)解散して丸3年。30年やってたから燃え尽き、次のステップに進むにあたってどんな形がいいのかを考えて。ずっと、20、30代のようなギラギラした感じが出てこなくて、今までお世話になった会社を辞めてでも環境を変えないといけないなと思った」と、退社理由を告白。
退所後はどこの事務所にも所属せず、父の命日の19日に個人会社「のんびりな会」を登記。社員は今1名もおらず、誰か決まるまでは現在のマネージャーが窓口になり、4月以降も現在のレギュラー番組は継続するという。
「理想があれば努力もするけど、現状は自分の理想の形が全く描けてないので、営業とかは考えてない。今まで会社の力でここまでこれた。これからは自分が試される」と言い、「ホームページは作ったほうがいいって友達が言ってました」と苦笑いながら明かした。
また、今回の決断は誰にも相談せず、一人で決断したという。退所の報告については「全員に一斉でということは難しいこともあり、後輩には伝えてない」といい、情報番組をやっている東山紀之と滝沢秀明氏には事前に伝えたという。またSMAPの4人には昨日メールで報告したそうで、「返事がこないメンバーもいれば、そんな感じかっていう返事もあって、それぞれ。(草なぎ)剛くんは1行くらいでした」といい、「昔からべったりもでないですし、返ってこないこともある」と笑顔を見せた。
さらに、恩師でもあるジャニー喜多川氏への思いも告白。「人間的にいろいろ教えてもらった」と感謝し、滝沢氏に取ってきたらったというジャニー氏の遺骨を披露。お守りにして、今回身に着けてきたそうで、「遺骨はうちのパパの隣にありますよ。今日の会見を見て『YOU、最悪だよ』って言ってるかも」とほほ笑んだ。
「憶測も招いてしまうから、それを軽減できれば」と思いから会見を開いたという中居。スタート前にカメラマンや記者陣を待ち構え出迎えたり、司会もたてずに終始、軽快なトークで記者陣を笑わしたりと、気遣いの詰まった振舞いで場を盛り上げていた。