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ハリケーンでヨットが大破! 壮絶サバイバルを映画化『アドリフト 41日間の漂流』予告

映画

 映画『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリー主演で、1983年に太平洋上で実際に起きた海難の手記を映画化した『アドリフト 41日間の漂流』が、4月10日の“ヨットの日”より全国公開されることが決定。予告編と日本版ポスタービジュアルが解禁された。

【写真】巨大ハリケーンでヨットが大破! 陸まで3200km…『アドリフト 41日間の漂流』場面写真

 本作は、第85回アカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表作品として出品された『ザ・ディープ』(2012)や、実際に起こった集団遭難事件を映画化した『エベレスト 3D』(2015)を手がけたアイスランドの監督バルタザール・コルマウクルによるサバイバル映画。2002年に出版され話題となった、41日間にわたる壮絶な漂流体験の手記を基に映像化する。

 1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、ぜいたくなヨットに乗り込みタヒチからサンディエゴへと旅に出た。ところが出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し巨大津波に飲み込まれてしまう。船室にいたタミーはしばらくして目を覚ますが、ヨットは操縦不能で無線もつながらない。さらに、大けがを負い波に漂うリチャードを発見する。リチャードを助け出したタミーは、極限状態の中、セーリングの知識を総動員し、3200km離れた陸を目指すが…。

 主人公のタミーを演じ、製作総指揮にも名を連ねるのは『ダイバージェント』シリーズで人気を確立し、近年ではニコール・キッドマンらと共演のドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』でも活躍するシャイリーン。絶体絶命の状況下でたくましく奮闘するタミーを体当たりで演じている。

 相手役には、『世界一キライなあなたに』で世界中の女性から熱視線を集め、ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『ナイチンゲール』(3月20日公開)など、話題作への出演が続くサム・クラフリン。重傷を負いながらもタミーを励まし支え続けるリチャードを繊細に演じた。

 予告編は、「世界を半周して君に出会った」と海に魅せられ将来を誓ったタミーとリチャードが、タヒチからサンディエゴへの6400kmのヨット旅に出発した幸せな様子から、一転、予期せぬ巨大なハリケーンに遭遇し、大津波に飲み込まれてしまう場面へと急展開。さらにタミーが、瀕死のリチャードとともに生き抜くため、必死に陸を目指して奮闘する姿を映し出す。「何が何でも生き延びてみせるわ」という決意のもと、壊れたヨットを自力で修復し、さらに食糧確保のため海に飛び込み、魚と格闘する場面も。

 一方で、自らも世界的なセイラ―であり、「セーリングが好きで、若いころはセーリング競技もしていたので、この映画の題材に惹きつけられた」と語るコルマウクル監督が、アカデミー賞3回受賞のロバート・リチャードソン撮影監督と共に作り上げた、巨大な津波の迫力や夕日に照らされる海の表情などこだわりの映像も目を引く。

 日本版ポスタービジュアルは、嵐の中、波間を漂うヨットに座り込んだ主人公タミーの姿に、「実話。」というキャッチコピーが添えられ、壮絶なサバイバルを予感させるものに仕上がっている。

 映画『アドリフト 41日間の漂流』は4月10日より全国公開。

映画『アドリフト 41日間の漂流』予告編

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