すべて完璧な女性が犯した、義理の息子への禁断の誘惑…北欧の新たな衝撃作『罪と女王』予告
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2019年サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、2020年デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)では作品賞ほか主要9部門を受賞した映画『罪と女王』が5月8日より公開されることが決定し、予告編と本ビジュアルが解禁された。
【写真】夫の前妻の息子と禁断の関係に…『罪と女王』場面写真
本作はデンマークの女性監督メイ・エル・トーキーが、男性の権力者<王>が若い女性へ性的虐待を行うと非難されるのは明快だが、女性権力者<女王>と若い男性の関係となると判断がグレーゾーンになることに着目し、脚本も手掛けて作り上げた意欲作。
デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)で、女性監督としては初となる作品賞ほか主要9部門を受賞した。さらに、北欧最大の映画賞であるヨーテボリ国際映画祭で最優秀ノルディック賞・観客賞・最優秀俳優賞の3冠達成、北欧5カ国から選出されるノルディック映画賞でもグランプリに輝くなど、本国と北欧の映画賞を席巻。映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アフター・ウェディング』『偽りなき者』『フレンチアルプスで起きたこと』など、人間の暗部を描き出してきた数々の北欧傑作に続く新たな衝撃作が誕生した。
児童保護を専門とする優秀な弁護士のアンネは、優しい医者の夫と幼い双子の娘達と完璧な家庭を築いていた。そんなある日、夫と前妻との息子である17歳の少年グスタフが問題を起こし退学になったため、スウェーデンからデンマークに引き取ることに。グスタフは衝動的な暴力性があり家族になじもうとしなかったが、アンネは根気よく彼を家族として迎え正しい方向へ導こうと努める。しかし、グスタフと少しずつ距離を縮めていくうちに、親密さが行き過ぎてしまい、アンネは彼と性的関係を持ってしまう。そして、そのことが大切な家庭とキャリアを脅かし始めた時、アンネは残酷な選択をする…。
ベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞した経験を持つ女優トリーヌ・ディルホムが、知的な女性からモンスターへと変貌する主人公アンネを、新星グスタフ・リンが大人の嘘を受け入れられない真っ直ぐな少年グスタフを演じる。
予告編では、仕事も私生活もすべて完璧だったアンネが、家に迎え入れたグスタフと禁断の関係にのめり込んでいく姿をサスペンスフルに描写。さらに、その関係が暴露されかかった時にアンネが取った驚きの行動を示唆するシーンも収録されている。
本ビジュアルは、アンネとグスタフが抱き合うシーンと、2人が幻想的な森の光の中にいる場面を切り取ったもの。横には「女は、守るために、残酷になるー」のコピーが添えられ、官能的かつ衝撃的な物語を想起させるビジュアルに仕上がった。
映画『罪と女王』は5月8日より全国順次公開。