上田慎一郎監督、“完全リモート”で短編映画制作 『カメラを止めるな！』キャスト再集結
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大ヒット映画『カメラを止めるな！』の上田慎一郎監督が、“カメ止め”キャスト再集結の短編映画『カメラを止めるな！リモート大作戦！』を完全リモートで制作することを発表した。上田監督は「人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る」と想いを語った。
【写真】『カメラを止めるな！』名場面プレイバック
本作は、スタッフ＆キャストが一度も会わずに、“完全リモート”で、ビデオ通話の画面や、キャストがスマートフォンで自撮りを行い、これを上田監督が受け取って編集を行い完成させる予定。世界中の人々が外出自粛を余儀無くされている中、「明るいエンタメを届けたい」「こんな状況でも作品や仕事がつくれる事を示したい」という上田監督の強い想いから企画がスタートした。作品は制作中で、現在、4月末から5月頭の完成を目指し、完成次第すぐYouTubeにて一般無料配信予定となっている。
上田監督が、脚本、編集、共同プロデュースを手掛け、『カメラを止めるな！』でプロデューサーを務めた市橋浩治が共同プロデュースを担当。キャストには濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、どんぐり、大沢真一郎、秋山ゆずき、長屋和彰、市原洋、細井学という『カメラを止めるな！』スタッフ・キャストが再集結する。
物語は、新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本が舞台。自宅待機中の映像ディレクター・日暮の元に笹原、古沢の両プロデューサーから「今月中に再現ドラマを1本作って欲しい」というテレビ電話がかかってくる。「家から出れないこの状況で撮影は出来ませんよ」と渋る日暮に、笹原プロデューサーが「スタッフキャスト全員、自宅から一歩も出ず、一度も会わず、完全リモートで作ります」と回答。かくして、完全リモートでの映像制作が始まる。
上田監督は、「いま、自分にできること。それはやはり『明るいエンターテイメント』を創って、それを楽しんでもらうことだと思いました」と語り、「現在、仕事を失い生活の危機に瀕しているクリエイターが沢山います。そんな人達に『人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る』と前を向いてもらいたい。完全リモート制作の本作が、誰かにとって『新たな仕事を創出するヒント』になればとも思っています。現在、絶賛ドタバタと制作中です。どうぞお楽しみに！」とコメントした。
なお、本作の未公開映像、監督・キャストからのメッセージ動画が、本日よりMotionGallearyにて開始されたクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」内に特典として登場。さらに、本作には「一般の方がリモートで参加できる」シーンも用意され、詳細や参加方法については近日中に『カメラを止めるな！』公式ツイッターから発信される予定だ。
短編映画『カメラを止めるな！リモート大作戦！』は4月末から5月頭頃にYouTubeにて一般無料配信予定。
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