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佐藤玲×笠松将、ひと夏の物語が始まる『ドンテンタウン』予告解禁

映画

映画『ドンテンタウン』場面写真
映画『ドンテンタウン』場面写真(C)2019 osampo/MOOSIC LAB

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佐藤玲

笠松将

山本亜依

森田ガンツ

松浦祐也

 女優の佐藤玲と俳優の笠松将がダブル主演を務める映画『ドンテンタウン』より、予告編と場面写真が解禁。併せて、映画監督の今泉力哉、never young beachの巽(たつみ)啓伍からのコメントも公開された。

【写真】佐藤玲×笠松将W主演『ドンテンタウン』フォトギャラリー

 本作は、古き良き日本の団地を舞台にした、つかみどころのない不思議な青春譚。佐藤がソラ役、笠松がトキオ役でダブル主演するほか、山本亜依、松浦祐也らが共演する。メガホンをとったのは、本作が初の長編映画となる井上康平監督。ミュージシャンの菅原慎一が劇伴を担当する。

 うまくいかない曲作りから逃れるかのように団地へと引っ越したシンガーソングライターのソラ(佐藤)。ある夜、新居の押し入れから、前の住人が残した大量のカセットテープが見つかる。テープに吹き込まれていたのは、贋作(がんさく)画家として日銭を稼ぐ青年トキオ(笠松)の「心の声」だった。見ず知らずのトキオの思いに触れるにつれ、「記憶」と「現実」が交錯していくソラの日常。カセットテープとピアノとアロハシャツと2人分の朝ごはん。交わるはずのなかったソラとトキオのひと夏の物語が始まる。

 映画『愛がなんだ』『his』などを手掛け、恋愛映画の旗手と称される今泉監督は、本作について「すごく好き。かわいかったし、泣いちゃった」と話し、「テクニックの部分もすごいけど、テクニックじゃない登場人物の魅力にこんなにあふれた映画、ひさしぶりかも」と絶賛のコメント。

 これまで映画『ロマンスドール』や『サイダーのように言葉が湧き上がる』の主題歌を手掛けた経験を持つ4人組ロックバンド・never young beachの巽は「“求められる自分”と“本来の自分”との乖離に悩むソラは晴れと雨のどちらにでも転じれる人として其処にいるように見えた。トキオとの邂逅によって変化していくシークエンスはどれも魅力的で、特にベランダで歯磨きをするとこなんてのは日常の美しい刹那を掬い上げていて、こちらの心のこそばゆいところを刺激してくる」と本作の魅力について語っている。

 予告編は、ソラとトキオがベランダで歯をみがく場面に、今泉監督の絶賛コメントが重なる場面からスタート。その後、ソラがトキオの頬をつかみ「ほっぺに絵の具がついてる」と言うシーンや、海辺で並んで歩くシーン、アロハシャツ姿で並んで座るシーンなど印象的な場面が次々と映し出されていく。最後は「交わるはずのなかった二人の夏が、今、始まる―。」というキーフレーズと団地のショットで締めくくられている。

 映画『ドンテンタウン』は7月17日より全国順次公開。

映画『ドンテンタウン』予告編

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