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『最強のふたり』監督最新作 政府の無理解から自閉症ケア施設を守る!『スペシャルズ!』予告

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映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』メインカット
映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』メインカット(C)2019 ADNP ‐ TEN CINEMA ‐ GAUMONT ‐ TF1 FILMS PRODUCTION ‐ BELGA PRODUCTIONS ‐ QUAD+TEN

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エリック・トレダノ

オリヴィエ・ナカシュ

ヴァンサン・カッセル

レダ・カテブ

ジャック・オーディアール

 映画『最強のふたり』(2011)のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督最新作で、自閉症ケア施設の実話を基にした映画『The Specials(英題)』が、邦題を『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』として9月11日より公開されることが決定。併せて、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。

【写真】愛はどうだ!『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』爽やかなポスタービジュアル

 本作は、『最強のふたり』で世界中に笑いと涙を届けたトレダノ&ナカシュ監督が贈る感動作。主人公は、『最強のふたり』と同じく、実在するふたりの男たちがモデル。1994年に自閉症の子供たちやドロップアウトした若者の社会参加を支援する団体と出会ったナカシュ&トレダノ監督は、携わる人々から湧き出る活力やにじみ出る人間性に深く感動。当時まだ駆け出し監督だった2人は必ず彼らを映画化すると心に誓い、約25年の時を経てようやく実現に漕ぎつけた。

 本国フランスで公開されると、熱い支持を受け動員数200万人を突破。スペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝き、セザール賞では9部門にノミネートされるなど、ヨーロッパ各国で好評を博した。ナカシュ監督はモデルとなった人々と出会った当時を振り返り「この出会いがきっかけで、僕らのハンディキャップやノーマライゼーションに対する関心は強くなっていった。そこから『最強のふたり』も生まれたんだ」と語っている。

 主演は、映画『ジェイソン・ボーン』(2016)や『ブラック・スワン』(2010)などハリウッド映画でも活躍するヴァンサン・カッセル。これまでギャングや犯罪者を演じ強面の印象の強いカッセルが、本作では政府や社会から理解を得るため見返りを求めず奮闘するケア施設の代表を熱演。共演にはジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブ。そして当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指した監督の意向により、本物の介護者と自閉症の若者、その家族らを多数キャスティングしている。

 今回解禁された日本版予告編は、ブリュノと入所者とのやり取りや、課題を抱えつつも和気あいあいとしたケア施設での様子が、ユーモアと温かみのあるタッチで描かれる場面からスタート。しかし四角四面な厚生省の無理解により閉鎖が示唆される場面から一転、問題が一気にあらわになっていく様が映し出されていく。25年間施設や当事者たちと歩みを共にしてきた監督が、彼らの見せる笑顔、涙、怒りを同じ目線で丹念に捉えた、心が強く揺さぶられるような映像となっている。

 ポスタービジュアルは、前を見据え爽やかな笑顔を見せるブリュノ(カッセル)とマリク(カテブ)の2ショットを切り取ったもの。2人の間には「愛はどうだ!」というキャッチコピーが添えられており、どんなに困難な状況でも、共に理解し寄り添うことで未来が切り開かれることを示唆しているような、清々しいビジュアルとなっている。

 映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、9月11日より全国順次公開。

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』予告編

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