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仲村トオル×万田邦敏監督が再タッグ 男女の嫉妬、復讐、救済の劇『愛のまなざしを』

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映画『愛のまなざしを』に出演する(左から)仲村トオル、杉野希妃
映画『愛のまなざしを』に出演する(左から)仲村トオル、杉野希妃(C)Love Mooning Film Partners

関連 :

仲村トオル

杉野希妃

斎藤工

中村ゆり

藤原大祐

片桐はいり

ベンガル

森口瑤子

 俳優の仲村トオルらが出演する万田邦敏監督の最新作『愛のまなざしを』の2021年公開が決定。併せて場面写真が解禁された。

【写真】映画『愛のまなざしを』場面写真

 本作は、亡き妻への思いを捨てきれない男と、その男に恋をする女の、嫉妬と復讐(ふくしゅう)、そして救済の劇を描く。これまでも強烈な自我を持つ女性を軸に、狂気ともいえる愛を描いてきた鬼才・万田監督が、カンヌ国際映画祭にてダブル受賞した『UNLOVED』(2002)、傑作『接吻』(2006)で共同脚本を担当した万田珠実、そして同2作でキーパーソンを好演した仲村と再びタッグを組んだ。

 仲村は、現実と幻想の区別がつかなくなる精神科医・貴志役を熱演。杉野希妃が貴志からの愛を切望する綾子役を演じるとともに、本作の発案、プロデュースも務めた。死んだ姉に恋焦がれる内山茂役には斎藤工。中村ゆりが、6年前に亡くなった貴志の妻の亡霊を演じる。貴志の息子・祐樹役として十代の繊細な心の揺れ動きを表現した藤原大祐は、オーディションで役をつかみ、本作で映画デビューを飾っている。その他、片桐はいり、ベンガル、森口瑤子など、ベテランが脇を固める。

 貴志(仲村)は、患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医だが、6年前に亡くした妻・薫(中村)のことを思ってはむせび泣き、薬で精神を安定させる日々を過ごしていた。患者としてやってきた女・綾子(杉野)は、治療関係を超えて貴志と気持ちが通じ合い、やがて貴志に寄り添うようになる。しかし綾子は、貴志の亡き薫への断ち切れない思いや薫との子供・祐樹(藤原)の存在を知るや猛烈な嫉妬心にさいなまれ、独占欲が膨らむ。そして、前妻の弟・茂(斎藤)に近づき…。

 主演の仲村は「『答えは其処にしかないのです』と説得され切った『UNLOVED』。『答えはひとつではないのです』と自由さに戸惑った『接吻』。『愛のまなざしを』の撮影現場は過去の自分が出演した万田邦敏監督の作品と比べると『答えなど最初からないのです』と言われ、『迷宮を駆け抜けたような』日々でした。過去の万田組の現場の雰囲気と共通していたのは涼しさより少し冷たさに近いような、ひんやりとした緊張感、でしょうか。ただそれも、過去の現場にあった張りつめていたものが、時に歪んだり捻じれたりするような新鮮な瞬間が何度もありました」とコメントしている。

 映画『愛のまなざしを』は2021年公開。

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