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柄本佑ナレーションのドキュメンタリー『けったいな町医者』予告解禁

映画

映画『けったいな町医者』にてナレーションを務める柄本佑

映画『けったいな町医者』にてナレーションを務める柄本佑(C)須藤秀之

 俳優の柄本佑がナレーションを務める、在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏氏の日常を記録したドキュメンタリー映画『けったいな町医者』より、予告編と場面スチールが解禁。併せて柄本のコメントも公開された。

【動画】柄本佑ナレーション『けったいな町医者』予告編

 本作は、尼崎の町医者として、これまでに2500人を看取ってきた在宅医・長尾和宏氏の命の駆け引きの現場を収めたドキュメンタリー映画。撮影時期は、新型コロナが猛威を振るう直前の2019年末。転倒後思うように動けなくなり、以前自分の夫を看取った長尾を往診に呼んだ女性や、肺がん終末期の患者などに在宅医療を行う様子が映し出されている。リビング・ウィル(終末期医療における事前指示書)と長尾氏の電話番号を書き残し、自宅で息を引き取ったばかりの患者の元に駆けつけた際の貴重な映像も交え、昼夜を問わず街中を駆け巡る長尾氏の日々を通して、「幸せな最期とは何か」「現代医療が見失ったものとは何か」を問いかける。監督・撮影・編集は、毛利安孝。

 1995年、長尾氏が勤務医として働いていた病院で「家に帰りたい。抗ガン剤をやめてほしい」と訴えた患者が自殺。それを機に長尾氏は、阪神淡路大震災直後に勤務医を辞め、人情の町・尼崎の商店街で開業し町医者となった。現在は病院勤務医時代に1000人、在宅医となってから1500人を看取った経験を元に、多剤処方や、終末期患者への過剰な延命治療に異議を唱える“異端”の存在としても知られている。

 長尾氏のベストセラー『痛くない死に方』『痛い在宅医』を映画化した『痛くない死に方』(高橋伴明監督/2月20日公開)に登場する、柄本演じる主人公の在宅医・河田の先輩である長野浩平(奥田瑛二)というキャラクターは、長尾氏をモデルにしている。長尾氏は往診に行く際、圧にならないようにとあえて白衣を着ず「カジュアルな服に聴診器」というスタイル。『痛くない死に方』では、柄本や奥田も同じスタイルにしている。柄本は『痛くない死に方』の撮影前に実際に長尾氏の往診を見学し、本ドキュメンタリーのナレーションのオファーを快諾した。

 予告編は、柄本の「尼崎という町に、けったいな町医者がいる」というナレーションから始まる。そして長尾氏が往診に向かい、「心臓がバクバクする?恋をしとるんと違うか?」「望みがかなったね。奥さんに看取ってもうて」などと患者と親しげにコミュニケーションをとる様子が映し出されていく。そのほか長尾氏が、町医者になるきっかけとなった勤務医時代に自殺した患者のエピソードを明かす場面も。

 そして映像の終盤では、笑顔で患者と向き合い、時にはマイクを手に歌う長尾氏の姿に、柄本の「病とではなく、患者と必死に向き合う町医者がいる。生きることは、食べること。生きることは、笑うこと。生きることは、歌うこと。生きることは、歩くこと。そう願い、けったいな町医者の診療は続く。生きてやる」というナレーションが重なり幕を閉じる。

 柄本は本作について「長尾先生の聴診器片手に尼崎の町を走り回り、沢山お喋り、真面目に語り、歌う姿は、親しみの込められたまさに『けったい』としか言いようがない」とコメントを寄せている。

 映画『けったいな町医者』は2月13日よりシネスイッチ銀座ほかにて公開。

映画『けったいな町医者』予告編

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