『いのちの停車場』吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行の場面写真一挙解禁

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女優の吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』より、家族のような温かさで在宅医療に向き合う「まほろば診療所」メンバーのメインビジュアルを含む場面写真が一挙解禁された。
【写真】映画の重要シーンを公開 『いのちの停車場』場面写真
医師・作家の南杏子による同名小説(幻冬舎)を実写化する本作は、今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族を描くヒューマン医療ドラマ。吉永が出演作122本目にして初の医師役に挑む。監督は成島出。脚本は平松恵美子が担当する。
都内の救命救急センターで働いていた主人公・白石咲和子(吉永)は、ある事件をきっかけに故郷の金沢へ戻り、在宅専門医として「まほろば診療所」で働き始める。院長の仙川徹(西田敏行)、看護師の星野麻世(広瀬すず)、医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり、いつしか「まほろば」は咲和子にとってかけがえのない家族のような存在に。さまざまな理由から在宅医療を選択した患者やその家族と向き合ううち、咲和子は“命の終わり”に心地よく寄り添う医療とは何か、深く考えるようになる。
解禁されたのは、咲和子、野呂、麻世、仙川の「まほろば」メンバーが診療所の前に立つメインビジュアル。まるで家族写真のような温かいカットで、本作の主題ともなる“家族の愛”を象徴する1枚となっている。
場面写真は、「まほろば」メンバーが集い、日々の出来事について語り合う憩いの場「BAR STATION」で食卓を囲む和やかなシーンや、ゴミの散乱する並木徳三郎(泉谷しげる)宅へ麻世と共に初めての診療に訪れた咲和子が、長年勤めた救命救急医の現場では考えられなかった患者の“要求”に面食らい、在宅医としての難しさに直面する様子など印象的なカットが公開。
病に苦しむ父・白石達郎(田中泯)からの重大な相談について、雪の降る中ひとり思い悩む咲和子に麻世が正面から向き合う場面は、本作のテーマでもある“家族”、そして“いのち”について深く考えさせられる重要なシーンだ。
そのほか、神妙な面持ちの野呂に麻世が話しかける場面や、ベッドで横になる少女・若林萌(佐々木みゆ)が野呂と麻世に相談を持ちかける様子も。難病を患いながらもいちずに生きようとする萌に、野呂と麻世も懸命に向き合いながら悩みもがく。劇中ではそんな2人の姿も繊細なタッチで描かれる。
映画『いのちの停車場』は、5月21日より全国公開。