櫻坂46、初の有観客ライブ開催 “3列目メンバー”が決意「今日ここで生まれ変わります」
櫻坂46が改名後初となる有観客ライブ「BACKS LIVE!!」を16〜18日の3日間、千葉県・舞浜アンフィシアターで開催。最終日となる18日には、アンコールを含む全15曲をパフォーマンスした。
【写真】櫻坂46「BACKS LIVE!!」 3日間の厳選ライブフォト(24枚)
昨年10月に欅坂46から櫻坂46に改名した同グループ。1stシングル「Nobody’s fault」をリリースした12月には「デビューカウントダウンライブ!!」を無観客ライブ(全国117館の映画館で生中継)として開催したが、観客を入れてのライブは、今回が改名後初。
1stシングル「Nobody’s fault」、2ndシングル「BAN」では、表題曲とカップリングの全曲に参加する8人のメンバー“櫻エイト”と、各フォーメーションの3列目メンバーで楽曲を表現している櫻坂46。
「BACKS LIVE!!」では、3列目メンバー16人のみでライブを行い、各メンバーが“立候補”をした楽曲で、それぞれがセンターを務めた(休養のため活動休止中の尾関梨香は欠席)。
18時開演。メンバーが“3列目”としての悔しさや葛藤を吐露し、ライブへ懸ける思いを語る映像が写し出された後に「Overture」で幕を開けた。
1曲目は井上梨名がセンターを務める「Nobody’s fault」。にらみつけるような気迫の表情で力強いパフォーマンスを見せた。続いて、原田葵の軽やかな「Plastic regret」からダンストラックへ。その後、元気で明るいキャラクターの松田里奈が、妖艶さをも感じさせる表情を見せた「半信半疑」へと続き、MCへ。
全員そろってのMCであいさつをした後は、松田、井上、大園玲、守屋麗奈、渡辺梨加、土生瑞穗でトーク。「Nobody’s fault」でのセンターを立候補した理由を、松田に問われた井上は「1stシングルで表題曲のメンバーには選ばれなくて、悔しい思いをしたなというのが心にあって、リベンジじゃないけど、そういう意味で選んだのもある」と話した上で、歌詞の“やるか? やらないのか? それだけだ”という言葉に共鳴して、「立ち向かう心が必要だと思って」選んだことを明かした。
MC後の「Microscope」ではグループの中ではクールな印象の幸阪茉里乃がとびきりの笑顔で新たな一面を見せ、続く「偶然の答え」では関有美子が楽曲の主人公になりきり、切ない表情を。「君と僕と洗濯物」では渡辺梨加がキュートな振り付けで、観客の視線を集めた。
2度目のMCパートでは、武元唯衣、関有美子、原田葵、上村莉菜がトークを展開。現在活動休止中の尾関梨香のため、ペンライトを尾関のカラーである白と黄色にしてほしいと武元が観客にお願いすると、会場はその2色に包まれ、「ぜひ皆さんで尾関さんにエールを送ってあげてほしいなと思います」と呼び掛けた。
その後、2度目のダンストラックに続いたのは、曲中でのセリフが印象的な「ブルームーンキス」。守屋麗奈がサビ前の「あ、キスしちゃった」「あ、こんなに好き」で観客の視線を一身に浴びた。「最終の地下鉄に乗って」では、先ほどのMCで「朝まで自宅でレッスンをしていた」と話していた上村莉菜が中心に立ち、爽やかにパフォーマンス。「思ったよりも寂しくない」では守屋茜をセンターに、全員が弾ける笑顔を全開にして踊った。
その後の1期生・齋藤冬優花、守屋茜、2期生の大沼晶保、守屋麗奈、幸阪茉里乃、増本綺良、遠藤光莉のMCでは、2期生から1期生の2人へ、1期生の齋藤、守屋から2期生の4人へ互いに日頃の思いを伝える手紙を読み上げた。最後に齋藤が守屋茜に「隣にいる茜にも本当に感謝していて。ありがとう。ここまで来る間にグループの基の部分をずっと支えてくれて、茜に助けられた1期生、メンバーはたくさんいるので、これからも茜らしく自由にいてください」と語ると齋藤、守屋茜は互いに涙を流し合った。