平手友梨奈「東京ではなかなか味わえない景色」 新潟でアートを巡る
女優の平手友梨奈が、8月6日発売の「Casa BRUTUS」9月号(マガジンハウス)の表紙と特集「アートを巡る、この夏。」に、36ページにわたって登場する。
【写真】「Casa BRUTUS」2021年9月号に登場する平手友梨奈
同誌2019年8月号では「瀬戸内国際芸術祭」の舞台である直島などのアート施設を体験した平手。今回はその原点となる新潟県の「越後妻有 大地の芸術祭の里」を訪れた。新潟県の十日町市と津南町を舞台に2000年から始まった「越後妻有 大地の芸術祭」は「瀬戸内国際芸術祭」をはじめ、地方で行われるさまざまな芸術祭の発端となったもの。
平手は、今や写真スポットとしても知られる清津峡渓谷トンネルを舞台にした作品「Tunnel of Light」から、この夏にリニューアルオープンした越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)、世界的に有名な現代美術家ジェームズ・タレルが手がけた「光の館」まで、17のアートスポットを巡った。
表紙となったのは、草原に窓枠とカーテンを設置した作品「たくさんの失われた窓のために」。今は無き失われた家の窓から見える風景を通して、訪れる人の心に陽の光や里山の風のそよぎを届ける「越後妻有」を象徴するようなアートだ。
平手は「『越後妻有』のアートはクセが強いというか、ひとつひとつが濃かったです。作品のタイトルも深いものが多いですし。〈たくさんの失われた窓のために〉は強風で撮影が大変でした。風で何回か飛ばされそうになって。表紙の写真は奇跡の瞬間ですね。あの窓抜けの風景は新潟っぽいなぁと思いました。そして裸足になったんです。私は自然が好きなので、作品を巡る移動中も楽しかったです。東京ではなかなか味わえない景色だなぁと思いながら、ずっと外を見ていました。日本家屋が舞台の作品が多かったのも嬉しかったですね。私は和も好きなので。『越後妻有』には瀬戸内とはまた違ったアートと景色がありました」と話している。
「Casa BRUTUS」2021年9月号は、マガジンハウスより8月6日発売。