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アンドリュー・ガーフィールドが“いいね”を求めて暴走 『メインストリーム』予告解禁

映画

 俳優のアンドリュー・ガーフィールドが主演し、女優のマヤ・ホークが共演する映画『メインストリーム』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

【動画】『メインストリーム』予告編

 本作は、フランシス・F・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪という映画の名門一家出身の新星ジア・コッポラが脚本と監督を務めた、YouTuberの狂乱を描く衝撃作。2020年ヴェネチア国際映画祭にも正式出品され、全米公開時には激論を巻き起こした。

 夢と野心が交錯する街LA。20代のフランキーは映像作品をYouTubeにアップしながら、さびれたコメディバーで生計を立てる日々に嫌気がさしていた。ある日、天才的な話術の持ち主リンクと出会い、そのカリスマ性に魅了されたフランキーは、男友達で作家志望のジェイクを巻き込んで、本格的に動画制作をスタートする。

 自らを「ノーワン・スペシャル(ただの一般人)」と名乗り、破天荒でシニカルなリンクの言動を追ったその動画は、かつてない再生数と「いいね」を記録。リンクは瞬く間に人気YouTuberとなり、3人はSNS界のスターダムを駆け上がってゆく。しかし、刺激的な日々と誰もが羨む名声を得た喜びも束の間、いつしか「いいね!」の媚薬はリンクの人格を蝕んでいた。やがてノーワン・スペシャル自身が猛毒と化し、世界中のネットユーザーからの強烈な批判を浴びるとき、決して起きてはならない衝撃の展開をむかえる―。

 あふれ出る刺激的な言葉で見るものを翻弄する青年リンクを怪演するのは、『アメイジング・スパイダーマン』『アンダー・ザ・シルバーレイク』のアンドリュー・ガーフィールド。その恋人役には、イーサン・ホークとユマ・サーマンを両親に持ち、ファッションアイコンとしても人気のマヤ・ホークがふんする。

 予告編は、「なぜスマホが嫌い?」と問われた謎の男リンク(アンドリュー)が、「これが理由さ」と答えて自分を撮影するフランキー(マヤ)のスマホを取り上げ、投げようとする場面から始まる。続いて、フランキーが友人ジェイク(ナット・ウルフ)を誘い制作をスタートさせた、リンクを撮影した動画が凄まじいバズを引き起こし、瞬く間に人気YouTuberへと成り上がる様子が映し出される。

 しかし、栄光は束の間。リンクは“いいね”を求めるあまり過激化し、コントロールが効かない状態に。本作に寄せられた「SNS界のジョーカー」(INDIEWIRE)というコメントが挟み込まれた後、「俺は毒だ」と語るリンク。最後は「お前らは俺を破滅させる気だろうが。そうはさせない! 絶対に」と叫ぶ声と、彼が大きく口を開けて狂気じみた表情を見せる場面、「許さない 彼が…」という謎のメッセージを映し出した画面で終了。果たして“カリスマ”から“猛毒”へと変わったリンクが起こした事件とは。危うく刺激的なYouTuberに目を奪われるセンセーショナルな予告編となっている。

 ポスタービジュアルは、ビビッドな画面の中で不敵な笑みを浮かべるリンクの姿を描いたもの。顔の横には、「いいねが作り上げた#猛毒(カリスマ)」というキャッチコピーのほか、「カリスマ×偽物」「現実×虚構」「フォロー×裏切り」「救世主×サイコパス」など不穏な組み合わせの言葉が散りばめられ、衝撃的な展開を匂わせるビジュアルに仕上がっている。

 映画『メインストリーム』は10月8日より全国公開。

映画『メインストリーム』予告編

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