乃木坂46・岩本蓮加、映画初主演 大ベテラン・宝田明と年の差70歳のタッグ
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乃木坂46の岩本蓮加と俳優の宝田明がダブル主演を務める映画『世の中にたえて桜のなかりせば』が、2022年に全国公開されることが決まった。17歳で映画初主演となる岩本が、87歳の大ベテラン・宝田と年齢差70歳のタッグを組む。
【写真】17歳の岩本蓮加&87歳の宝田明、年の差70歳のW主演コンビ
本作は、“終活アドバイザー”のバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本)が、同僚の敬三(宝田)と共にさまざまな境遇の「終活」を手助けするうちに、自分の生き方と向き合い始める姿を描く、心温まるヒューマンドラマ。
岩本は、「終活」に悩む大人たちに真剣に向き合おうとする女子高生・咲を等身大で演じる。宝田が演じる敬三は、咲に寄り添い、彼女の新たな一歩を導き出す。
本作の企画立案は宝田企画が担当し、宝田自らもエグゼクティブプロデューサーを務める。さらに宝田の妻役を吉行和子が務め、本作を彩る。
メガホンを取ったのは、多くの映画祭で短編映画賞を受賞し、短編作品『サイレン』(2017)が国内外の映画祭で賞を受賞した気鋭の若手監督・三宅伸行。主題歌は、理論派のITSUKIと感覚派のNARITOによる2人組ボーカルデュオall at onceが手掛ける。
岩本は「初主演映画ということでかなり緊張していてプレッシャーも感じていたのですが、それ以上に嬉しい気持ちでいっぱいでしたし、応援して下さっているファンの方々に喜んでもらえると思うとより嬉しく思えました。そして、W主演の宝田明さんとの共演は本当に夢のようで、撮影の合間に気さくに話しかけて下さったり時にはアドバイスもして下さって、物凄く貴重な時間を過ごすことができたと思います」と撮影を振り返る。
宝田は「17才の時を思う。戦後満州から引き上げてきた軍国少年であった。七つボタンは桜に錨と大声を張り上げ予科練を夢見ていた。死ぬような思いで帰国。桜に覆われた皇居を見た時の感動は忘れられない。夜空の照明に浮かぶ堂々たる大樹。ひっそりとした野辺に一人咲く桜の老木。聖戦と言われながら悲しい運命を背負ったあの時代の彼等も17才の時。いっそ桜がなければ気を使わずにのどかな気でいられるのに」とコメント。さらに、岩本について「物怖じせず素直に役に挑戦する姿。真剣で行儀正しい人柄は、これからの俳優人生を確かなものとして満開の花を咲かせるであろう」と絶賛している。
映画『世の中にたえて桜のなかりせば』は、2022年全国公開。