高畑充希、エンターテイメントは自分にとって「酸素」 なくなると「苦しい」
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女優の高畑充希が1日、都内で行われた映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の公開直前イベントに、共演の大久保佳代子、主題歌を担当するHakubiの片桐、ヤスカワアル、マツイユウキと共に出席。高畑が自身にとっての“エンターテイメント”を「酸素」と表現し、その大切さをかみしめた。
【写真】高畑充希、大久保佳代子ら登場 『浜の朝日の噓つきどもと』公開直前イベントの様子
本作は、福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身の茂木莉子(本名・浜野あさひ)が、恩師との約束である「朝日座」再建のため、小さな“うそ”をついても映画館を守ろうと奮闘する姿を描く。
イベント前には高畑が自身が演じる茂木莉子(もぎ・りこ)の名前にちなみ特別もぎりを実施。観客が自分でチケットをもぎり、高畑がそれを見守るという流れだったが、高畑は「みなさんがもぎるのをただ見る、っていうすごいシュールな感じ(笑)」と笑い「映画に出演しても、見てくださる方と生でお会いすることはほとんどないので新鮮でした」と振り返った。
自身についての“エンターテイメント”を聞かれると、高畑は「私にとっては酸素っていう感じ」と回答。前はあるのが当たり前だったと話し「なくなったときに『苦しい』と思って。エンタメがなくなっても死にはしない、とみんな言いますけど、私は死ぬな、と思って」と心境を吐露。「こんな中でも火が消えないように私たちはがんばらにゃなぁ、と思っています」と決意を新たにした。
大久保は莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子役として出演。映画とバラエティの違いについて大久保は「まったく違いますよね。本当に役者さんってすごいなって出るたびに思います」としみじみ。バラエティも大変だと前置きをしつつ「ある程度適当なことを言っても時間が流れていくので…そんな感じで最近仕事やってるのを反省しなきゃいけないと思います」と話し、会場の笑いを誘った。
一方、高畑はバラエティ出演について、自分的には楽しくいたつもりでも、映っているものを見ると暗く見えることもあるといい「ワイプで『わー!』『え~!?』とかをやって普通に見えるというか。いつも自分のテンションが行方不明になります」と明かした。
イベント終盤では、Hakubiが主題歌の『栞』を生披露。高畑は「ぐっときちゃいました。すごく素敵でした」、大久保も「すっごい素敵ですね!」と感無量の様子だった。
映画『浜の朝日の嘘つきどもと』は、福島県で先行公開中。9月10日より全国公開。