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カルロス・ゴーン逮捕事件の真相に迫るドキュメンタリー、予告解禁 逃亡生活にも密着

映画

『カルロス・ゴーン 最後のフライト』場面写真
『カルロス・ゴーン 最後のフライト』場面写真(C)MBC Studios

 カルロス・ゴーン逮捕事件の真相に迫る衝撃のドキュメンタリー『カルロス・ゴーン 最後のフライト』が、9月27日より動画配信サービスU‐NEXTにて独占配信されることが決定した。

【動画】『カルロス・ゴーン 最後のフライト』予告編

 本作は、名声をとどろかせた「カリスマ経営者」の衝撃の転落劇と逃亡劇、その裏側で一体何があったのか多くの関係者の証言と当時のニュース映像から真相に迫るほか、カルロス・ゴーン本人の現在も捉えたドキュメンタリー。中東最大規模のメディア「MBC(MiddleEast Broadcasting Center)」が、イギリスの「BBC Storyville」とフランス独立系「アレフ・ワン」の協力のもと、世界各国でのロケを敢行し製作。2021年6月、世界最大級のドキュメンタリー映画祭「第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭」にて初上映され、多くの反響を集めた。

 1999年、フランス自動車大手ルノーとの資本締結後、日産自動車の最高責任者に就任し、経営不振にあった日産の再建に貢献した実業家カルロス・ゴーン。当時約2兆円あった日産の有利子負債を就任から約3年で解消し、“日産の救世主”として、国内外の多くの経済誌で注目の的となった。しかし2018年11月、約5年分の役員報酬を過少に報告していたとし、金融商品取引法違反の疑いで逮捕される。

 その後は弁護団の尽力のもと保釈を勝ち取るも、別容疑での再逮捕と勾留が繰り返され、裁判が行われないまま1年が経過した2019年12月、レバノンへ逃亡を図った。カルロス・ゴーンの突然の逮捕と逃亡はどちらも世界のトップニュースに。ゴーン本人及び報酬隠蔽を主導した疑いをかけられている日産元社員グレッグ・ケリーは現在も裁判中で未だに事件は解決していない。またアメリカでは、ゴーンの国外逃亡を手助けし、今年7月に実刑判決を受けた元米陸軍特殊部隊員マイケル・テイラーを主人公にした映画の製作がサム・ロックウェル出演で進められており、2年近く経った今なお世界で注目を集めている。

 本作では、カルロス・ゴーン本人をはじめ、彼の弁護を担当した日本人弁護士、検察、彼の上司だったルノー元取締役会長、役員報酬隠蔽の容疑で現在も裁判中の日産自動車元社員など、多くの関係者が登場し事件を振り返る。さらに勾留期間中も献身的にゴーンを支え、現在は彼とともにレバノンでの逃亡生活を過ごす妻キャロルが、公で発言することのなかった事件当時の心境をカメラの前で告白。さまざま立場から語られる証言から、まだ終わらない事件が明らかとなる。

 予告編は、「45万人もの従業員の代表だった当時、利益を出していることに異論はなかった」「日本で有名になった。誰にも期待されていなかったが成功した」と語るゴーンの言葉と共に、彼が日産の救世主と讃えられ、世界中のセレブリティと面会する頂点に立っていたころの姿が映し出されるところから始まる。

 その後「私は常に不安だったわ。順調すぎると物事は失敗する」とゴーンの妻キャロルが語る映像に続き、ゴーンが逮捕された時や逃亡した時のニュース映像が流れる。「捨て駒として利用されていたことに気づいた。私は裏切られたんだ」と身の潔白を訴え、逃亡については「日本にいるのはとても危険だと言われた。実に危険だが他に方法はなかった」と語るゴーン。一方で「彼にはもう何も残っていない」「自身の野望によりすべてが崩壊した」と語る関係者のコメントも流れる。

 生産ラインの大幅縮小、グループ人員削減など、大胆なリストラによる経営再建から「コストカッター」とも呼ばれていたゴーン。当時の日産社員やルノー役員からの反感も多く渦巻く中で逮捕された彼に本当に不正はあったのか。それとも、噂される“ゴーン追放”という国家的陰謀はあったのか…。

 ドキュメンタリー『カルロス・ゴーン 最後のフライト』は、9月27日より動画配信サービスU‐NEXTにて独占配信。

『カルロス・ゴーン 最後のフライト』予告編

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