『Dr.JIN』仲良し3人組、内田夕夜、江口拓也、小松未可子に単独インタビュー
さらに、声を当てるときはその人物があらわすどんな感情(怒り、喜び、悲しみなど)を表現するのが難しいか聞いてみると、
内田は「アフレコするときに何を頼りにやっているのかというと、役者さんがしゃべり始める前にどれくらい息を吸っているかということ。感情だけに流されないようにしています。今回、収録のときには必ずそばに相手役の方がいてくれたので、もらった言葉に返せた。受身でいられたというので助かりました。共演者の皆さんにありがとうといいたいです」と声だけでキャラクターを作っていく難しさを語った。
江口は「泣くシーンですね。感情移入しすぎるとほんとに泣いちゃって仕事にならないんです(笑)。ドラマの後半は泣くシーンが結構ありますので注目してください」と泣きのシーンへの思い入れの強さを明らかにした。劇中、キム・ジェジュンの憂いのある瞳が魅力的だ。
小松は「普通の会話の部分が難しかったです。日本とは話し方のテンションも違うんですね」と文化の違いに苦労したことを明かした。
主人公はタイムスリップで別世界へと放り出される。劇中では時代が変わる瞬間にジン・ヒョクが立ち会うというシーンもある。もし、可能ならどんな時代に行って誰に会ってみたいのだろうか?
内田は「1800年代後半に生きたスペインの建築家、アントニオ・ガウディがすごく好きなんです。建築にも興味があって、ガウディがその時代にどういうものを見て、どういう風に育ったのかとか、すごく興味あります。話してみたいですね」と思いを馳せる。
江口は「星にも寿命があると聞いているので、遠い未来、地球が滅亡するときに人類がどんな決断を下しているのかなあ…。その瞬間に立ち会いたいです」と思いもかけない答えが返ってきた。
小松は「占いが主流だった弥生時代に昔から興味があって、卑弥呼とか好きなんです。骨のひびを見て判断する占いがあるのですが、すぐそばで、なんでそう判断するのか詳しく聞いてみたい」と弥生時代の占いに興味があるようだ。
多方面で精力的に活躍している三人だが、声優として日ごろからどんなことに気をつけているのか聞いてみると、「うがい、手洗い、就寝時のマスク」と3人からは同じ答えが帰ってきた。加えて、「なるべくフラットな状態で収録に臨みたい」と語っていた。
最後に本作の見どころをメッセージしてもらった。「入り口は何でもかまわない。一歩入っていただいたら巻き込まれてしまうほど力のある作品で、きっとはまります。とにかく面白いです」(内田)。「日本とはまた違った“JIN”を楽しんでいただけると思います。韓国の歴史にも触れていただければと思います」(江口)。「日本とは違った人間関係や文化があって、興味深いです。ストーリーに身をゆだねて楽しんで欲しいです」(小松)。(取材・文・写真:福住佐知子)
3人の笑顔や笑い声が絶えず、吹き替え収録現場の雰囲気の良さを肌で感じることができた韓国ドラマ『Dr.JIN<完全版>』(ハピネット/ワーナー・ホーム・ビデオ)は、2014年2月4日と3月4日ブルーレイ&DVDリリース。
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