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「アニサマ」は舞台裏にも緊張感走るガチ勝負! 編集者に聞くアニソンフェス事情

アニメ

8月29日、30日、31日と行なわれるアニメロフェスの筆頭「Animelo Summer Live」(公式サイトからのスクリーンショットより)
8月29日、30日、31日と行なわれるアニメロフェスの筆頭「Animelo Summer Live」(公式サイトからのスクリーンショットより)

 音楽シーンの夏の風物詩といえばフジロックやサマソニなどの大規模ロックフェス。近年はアニソン業界も「Animelo Summer Live」を筆頭に、大規模アニソンライブが花盛りだ。アニメ好きなら一度は足を運びたいアニソンフェスの魅力、特色を、自らも日本武道館を会場に「リスアニ!LIVE」を主催するアニメ音楽誌『リスアニ!』の西原史顕編集長に聞いた。

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 西原氏いわく、アニソンの大規模ライブが発達したのは、2005~6年前後からだと分析。『魔法先生ネギま!』OP主題歌「ハッピー☆マテリアル」(05年)を筆頭に、06年には『涼宮ハルヒの憂鬱』のED主題歌「ハレ晴レユカイ」、07年には『らき☆すた』のOP主題歌「もってけ!セーラーふく」が社会現象的ヒットを飛ばすなど、アニソンは着実にヒットジャンルとしての市民権を得たと振り返る。

 「その頃に、アニソン界もロックやJ‐POPと同じ感覚で数千人~1万人規模のライブを行うようになり、大規模ライブを楽しむ文化が定着したと感じています。特に09年の『けいおん!』、10年の『Angel Beats!』がヒットしてさらにアニソンファンの裾野を広げ、新しいアーティストやアニソンクリエイターが増えたことで、より良質な音楽が増えたのも要因ですね。だからこそ、『リスアニ!』のような専門誌を立ち上げることもできました」。

 それら00年代の新しいアニソンブームを経て、次第に数を増やしていったのが、多数のアニソンアーティストを集めて開催されるアニソンフェス(大型アニソンライブ)だ。西原さんは現状、大きく4つの在り方に分類されるのでは?と語る。

 ひとつは、メーカーの枠を越えてアーティストが集結し、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ、日本武道館など首都圏で1万人以上の集客を誇るアニソンフェス――「アニサマ」「ANIMAX MUSIX」「リスアニ!LIVE」のような“純粋フェス型”。ふたつめは、いとうかなこ、今井麻美らが所属する5pb.Records主催の「Live5pb.」、JAM ProjectやGRANRODEO、OLDCODEXらが所属するランティス主催の「ランティス祭り」に代表される、レコード会社やアーティスト事務所主催の“メーカー主催型”。3つめは、北海道・札幌市で開催される「きたまえ」のような“地方フェス型”。4つめは、首都圏では「AnimeJapan」や「ニコニコ超会議」、地方発では大成功を収めている徳島の「マチ☆アソビ」や今年3回目を迎える「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」など、アニメイベントの一環としてライブが行われる“イベント複合型”だ。

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