アニメ音楽誌編集長に聞く、“アニソンライブの在り方と目指すモノ”
『リスアニ!』は、大規模フェス以外にも音楽イベントに意欲的に取り組んでいる。クラブテイストのアニソンDJイベント「リスアニ!ナイト」、春夏秋冬クールごとに6時間以上かけてアニメOP/ED主題歌を試聴する「リスアニ!マラソン」、ニコニコ生放送で今年8月よりスタートしたスタジオライブ&トーク生配信番組「リスアニ!STUDIO」……同一媒体がアニソンの“今”を、多角的な視点・企画から発信するからこそ、浮かび上がるものがある。
「『リスアニ!ナイト』はクリエイターやアニソン好きの有名ロックミュージシャンもDJをしますし、『リスアニ!STUDIO』は旬のアニソンアーティストを紹介する、いわば『Mステ』です(笑)。アニソンは、アニメをキーにしていれば何をやってもいい自由な音楽。マニアックでコアな音楽とコマーシャルな音楽が共存する、希有なものです。アニソンは既存のジャンルの枠を飛び越えた、とても面白くて新しい、優れた音楽表現。僕らが多様な音楽イベントを仕掛ける理由は、あらゆる側面から、それを多くの人に伝えたいからです」。
10月10日には新宿LOFTで水島精二監督や、クラムボンのミトとagraphの牛尾憲輔によるユニット・2 ANIMEny DJsらを迎えて「リスアニ!ナイト Vol.02」、来年1月24日、25日には恒例の日本武道館で「リスアニ!LIVE‐5」も予定されている。さらに「好評だった『リスアニ!STUDIO』も今後、ぜひ継続していきたい」と語る西原氏。多彩なアニソンフェス&イベントのなかに、あなたの音楽スタイルに合ったものが必ずあるはず。一度、足を運んでみてはいかがだろう?(取材・文:阿部美香)
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