秋アニメ『デンキ街の本屋さん』の世界 書店のあるあるを集めてみた
■返品した途端に問い合わせ
書店によって置いておく期間は違ってくるが、新刊である程度数がある本は積むことが多い。1ヵ月程して売れなかったら、棚に1冊、ストックに1~2冊、残りは返品する。しかし不思議なことに、返品した途端にTVで放送された、雑誌や新聞で見たなどの問い合わせが来る。
■担当外の本には疎いんです
書店員は、お客さんにとっては全部まとめて書店員。でも実際は担当がはっきりと分かれている。そして見回りや整理、レジをしている以外、大抵の書店員は担当の棚付近にいる。つまり、実用書の棚にいる書店員にビジネス書を問い合わせても、余程売れていない限り知識を持ち合わせていない。本のタイトルが間違っていようものなら、もう分かりようがないのだ。書店員は、自分の担当ジャンル以外の問い合わせに内心ビクビクしている。
■コミック、文庫のおまけが多くて混乱する
お客さんにとっては嬉しい購入特典。だが、雑誌の創刊記念、○周年記念、季節のフェア、特別付録、くじ引きなどなど、特典がつくフェアは実は驚くくらいあり、レジ内には多くの特典が所狭しと置かれている。これを1つも忘れずに作業をし続けるのは、割と至難の業なのだ。
書店を愛する皆様、いかがだろうか? 『デンキ街の本屋さん』でも、このような書店の裏事情を多く垣間見ることができる。秋アニメは期待作が多いと話題になっており、原作を買いに書店を訪れることも多いだろう。訪れた際にはこの書店員あるあるを思い出してみよう。(取材・文:月乃雫)
2ページ(全2ページ中)
関連情報
関連記事
-
X
-
Instagram