現在TVアニメ第2期が放送中の『PSYCHO‐PASS サイコパス 2』のエンディングテーマ「Fallen」を歌うアーティスト・EGOIST。5thシングルとなる同楽曲はオリコン初登場第9位を記録し、リリースと同時にファンクラブも発足。今、勢いのあるアーティストの一人だ。そのEGOISTのヴォーカルを務めるchellyに、人気アニメの楽曲を担当する心境や“EGOIST”として、“chelly”として、今後の展望について話を聞いた。

　ファンクラブ発足についてchellyは「嬉しいです」と満面の笑みを浮かべる。「ファンクラブを作っていただけるなんて、デビュー当時は思っていなかったので、新鮮な感じです」と現在の心境を吐露。ファンクラブ会員向けのコンテンツもすでに構想は練られており「私自身が絵を書けるので、その絵を使用した壁紙カレンダーなどを配信できたらと思っています。それと、ウェブラジオもコンテンツとして含まれる予定です」と少し照れたように答えてくれた。ファンはもちろんのこと、chelly自身もファンクラブ発足に、胸を躍らせているようだ。

　EGOISTとは、ノイタミナアニメ『ギルティクラウン』に登場するヒロイン、楪いのり（CV：茅野愛衣）がボーカルを務める架空のアーティストグループとして結成。その歌唱パートをchellyが担当。同アニメでは主題歌・劇中歌を務めた。ゆえにEGOIST のボーカルは、chellyではなくあくまで“楪いのり”だ。

　発売されたばかりの新曲「Fallen」は、『PSYCHO‐PASS サイコパス 2』の放送直後から、その歌詞が同アニメの主人公・常守朱の心情を描いているようだと話題になっていた楽曲だ。chelly自身もそのように感じたと言い「デモを頂いた時に、私はEGOISTの楪いのりとして歌っているのですが、歌詞が『朱ちゃん？』と思ってしまって…。そう思ってしまってからが大変でした」と、EGOISTのボーカルだからこその苦労が生まれたという。その苦労とは「“いのりちゃん”と“朱ちゃん”の気持ちがごちゃごちゃに交ざらないようにしなければならない、最初にそう感じました」。