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『SAMURAI7』の主役・別所哲也、実は「昔、ミュージカルは大嫌いだった」

アニメ・ゲーム

別所哲也、ミュージカルは「大嫌いだった」“嫌いから好き”に変わったきっかけは?
別所哲也、ミュージカルは「大嫌いだった」“嫌いから好き”に変わったきっかけは? クランクイン!

 巨匠・黒澤明監督の傑作『七人の侍』をモチーフに、独自の解釈で描かれたTVアニメ『SAMURAI7』。2008年には舞台化され盛況を博すなど、素材の素晴らしさは折り紙つきだが、2015年、ついにミュージカル化されることが決定した。主役のカンベエを演じるのは、実力派俳優・別所哲也だ。

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 「是非やらせていただきたいと思いました」。本作のオファーを受けた時の率直な印象を語った別所。「黒澤明監督の『7人の侍』という素晴らしい作品は、俳優としても憧れの名作ですし、それを題材にした『SAMURAI7』というアニメも知っていました。近未来を舞台にした世界観が、ミュージカルとしてどんなスタイルになるのか……興味ありますよね」。

 別所は、大学在学中に出演したミュージカル『ファンタスティック』から俳優人生をスタートさせた。そして、その後の活動を見る限り、ミュージカルはライフワークのように思われるが、「昔は大嫌いだったんです。だって人間が歌って踊って感情を表現するってどうなの?ってね(笑)」と意外なことを口にする。

 しかし、大学時代に在籍した英語劇のサークルで『レ・ミゼラブル』や『ウエスト・サイド物語』などの名作に触れ、考えが変わった。「食わず嫌いでした。音楽にのせて演じることは、観る側にも演じる側にも、とんでもない想像力を掻き立て、すごい跳躍力で人の心を動かすんです。音楽って否応なしに、人の心を物語に引き込んでくれるんですよね」。

 「嫌いから好き」。この柔軟性と現状を受け入れるおおらかさが、今の別所の形を作っているのかもしれない。英語劇サークルに入ったのも“演じること”に興味があったわけではなく、単純に英語をマスターしたかったからだと言う。「将来、英語を使った仕事をしたいと漠然と思っていたんです。でも僕は高校時代バレーボール部だったので、図書館で机に向かって勉強するよりは、走ったり、筋トレがある英語劇サークルの方が合うのかなって」。それが現在の仕事につながっている。この現状を「幸せなことですよね」としみじみと語る。

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