また、バットマンといえば、インパクトの強い悪役が登場する。佐藤は「ジョーカーもペンギンも好きです。ダニー・デヴィートが演じたペンギンの切なさが良かったし、Mr.フリーズのシュワちゃん（アーノルド・シュワルツェネッガー）には度肝を抜かれました。ヒース（・レジャー）のジョーカーは、僕と歳が同じということもあって、とても衝撃を受けました。撮影後に亡くなってしまったのはすごく悲しかったです。アカデミー賞を取ったときは、切なかったけどすごく嬉しかった」と一気に語った。

　一方、松也は「当時はまだ子どもだった。Mr.フリーズのヴィジュアルが好きだった。ヒースのジョーカーは間違いなくいいけど、（ジャック・）ニコルソンもいい。ハッピーな狂気というか、ニコルソンが得意とするところ。笑みを浮かべながら何を考えてるのか、何をするかわからない。ピッタリだった。素晴らしかった」と大絶賛した。

　さらに、アメコミには男性のヒーローだけではなくて魅力的な女性のキャラクターも多く存在する。お気に入りのキャラクターを聞いてみると、佐藤は「『キック・アス』のヒット・ガール（クロエ・モレッツ）が可愛くて素敵でした」。松也は「『X-MEN』シリーズのストーム。ハル・ベリーがきれいで、白髪が似合っていた」と微笑んだ。

　今後、海外ドラマ出演のチャンスについて聞くと、佐藤は「英語力に自信が無い」と言いつつも「ほんの一瞬、どんな役でもいいからゴッサムに出演したいです！！」と胸中を語った。松也も「出られたら幸せ。ゴッサムシティに住民登録したから、可能性あるかも（笑）」と期待をにじませていた。（取材：文・写真：福住佐知子）

　海外ドラマ『GOTHAM／ゴッサム』は、海外ドラマ専門チャンネルAXNにて、5月11日22時より放送開始。特番『遂に上陸！「GOTHAM」スタート直前SP』は、5月1日21時ほか放送。