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ルパン三世、ブラック・ジャック、おそ松くん… 新たに描かれる“往年の名作”の魅力

アニメ

 そして最後に、赤塚不二夫の破壊的ギャグに挑戦した『おそ松さん』。人気の豪華声優陣を配した6つ子がどのように描かれるのか?「昭和のアニメだよ、大丈夫かな」との6つ子の心配は視聴者も同じだったはず。ところが放送が開始するや、『うたの☆プリンスさまっ♪』『ラブライブ!』『ハイキュー!!』など近年の人気アニメパロディのオンパレードを交えた遊びすぎ、やりたい放題の内容でその心配はぶっ飛んだ。まさに「シェー!」である。

 とりわけ1話で驚かされたのが、「赤塚先生、怒っていないかな」と視聴者の言葉を代弁したようなセリフに、「平気だよ、だいぶ前に死んだから」と話すシーン。しかしこれは、フジオプロのアイディアであったことがイベントで明かされている。思えば、常識をぶっ壊してなんでもかんでもめちゃくちゃにすることこそ、赤塚不二夫のスタイル。生誕80周年にふさわしい作品になったといえそうだ。

 太い幹をもった作品はどんなことをしてもブレずにしっかりと立ち、また新たな芽が吹くもの。こんなことを思わせてくれる、原作へのリスペクトとチャレンジ精神がたっぷりと込められた3作品。ぜひチェックしてみては。

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