オタクとしての恋愛と結婚…漫画家・カザマアヤミが実体験を克明に綴ったコミックエッセイ『嫁いでもオタクです。』（双葉社）が人気だ。同業者かつ2次元大好きという共通点を持つ漫画家・紺野あずれさんとの夫婦生活を、惜しげもなく披露した内容にはたくさんの反響も寄せられている。いったいどこまでが実話で、夫婦生活の現在はどうなっているのか。気になる疑問を本人に直撃してみた。

　前作『恋愛3次元デビュー～30歳オタク漫画家、結婚への道。～』では、こじらせつつも2次元から3次元への恋愛と結婚に踏み出すまでを描き、今作では、オタク夫婦の新婚生活を驚きや発見を交えて伝えるカザマ。現在、ウェブコミックマガジン「コミックエッセイ劇場」で妊娠と出産を描く 『出産の仕方が分からない』も連載している。

　さっそくどこまでが本当なのかと尋ねると、カザマは「すべて実話です。むしろ、本当にまずい部分は削っているくらい。読者の方からは“正直、内容を盛ってるでしょ？”という声もいただいたほどです」と、笑顔で反響を振り返る。

　作中にて、2人きりでは「男の人って“我慢”できないんだ」と言ってみたりと、少女漫画のようなシチュエーションも「日常にあるものだと思っていました」と語るが、結婚後の変化については「常識をたくさん学びましたね」と話すカザマ。