劇団四季『リトルマーメイド』通し舞台稽古公開 壮大な海の中で繰り広げられる希望に満ちたミュージカルが開幕!
劇団四季によるディズニーミュージカル『リトルマーメイド』の舞浜公演が、8月26日から舞浜アンフィシアターで開幕する。8月22日には、最終通し舞台稽古がマスコミに公開された。今回は、その様子をレポートする。
【写真】アリエルの人魚姿から、鱗をイメージさせるドレスの人間姿まで 『リトルマーメイド』通し稽古にて
本作は、地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする物語を描いたディズニー劇場版長編アニメーションを舞台化した作品。音楽は、アカデミー賞作曲賞を受賞したアニメーション映画の名コンビ、アラン・メンケン(作曲)と故ハワード・アッシュマン(作詞)によるオリジナル楽曲に加えて、メンケンとグレン・スレイター(作詞)による10曲を追加。多彩なメロディーの数々が、物語や登場人物の心理をさらに深める。2013年に東京で日本初演を迎えて以来、8都市でのべ9公演が行われ、総公演回数は4052回、総入場者数は408万人にのぼる。首都圏での公演は、2017年以来およそ10年ぶりとなる。
舞浜アンフィシアターでは、初めての上演となる今回の公演。同劇場特有の半円形ステージとすり鉢状の客席を最大限に利用すべく、さまざまなアップデートが行われた。本作の劇場取材会でも言及されていた通り、パペットの新規製作もなされており、中通路を使った演出は特に印象に残った。数々の場面で、中通路の上部を海の生き物たち(フライングパペット)が通り抜けていくのだが、これによって、会場全体が海の中にいるように感じられた。また、アンフィシアターは舞台を中心に客席が左右に大きく広がる劇場のため、スケールの大きさを感じさせる。そうした劇場の構造も、海の壮大さとも重なって見えた。また、冒頭のアリエルの幻想的な登場シーンや、エリックが嵐の海に落ちる場面など、照明を駆使した演出によって、より深く作品の世界へ引き込まれた。
本作を初めて観劇するという方には、名シーンの中でも特に盛り上がる「アンダー・ザ・シー」を見どころとして挙げたい。セバスチャンの歌に合わせて、数々の海の生き物が登場し、海の楽しさをアリエルに改めて教えるシーンだ。色とりどりの生き物たちが歌い、泳ぎ、とにかく華やか。会場からは手拍子も起こり、心踊る場面となることだろう。そして、初めて人間の足で歩こうとするアリエルに、スカットルが歩き方をタップダンスで教えるシーンもとってもキュートで、楽しいやり取りが見られる。ほかにも、見どころが満載で、子どもから大人まで、誰もが楽しめるミュージカルとなっている。
通し稽古後には、演出のグレン・カサールがあいさつ。グレンは、「この作品に携わって15年になりました。この15年の間に、世界各国、さまざまなところで本作品を手掛けてまいりましたが、ここ日本のもの以上の作品はできないと思っています。このカンパニーが日本にあるということを、皆さん誇りに思っていただければと思います」と日本のカンパニーを絶賛した。
さらに、この日、アリエルを演じた谷原志音からのコメントも到着した。「今回舞浜アンフィシアターで上演するにあたり、海外クリエイティブスタッフと共に再び一から作り上げてきました。さらに進化した『リトルマーメイド』に携わることができ、大変光栄に思います。『リトルマーメイド』は、私の人生を変えてくれたと言っても過言ではない特別な作品です。好奇心と勇気で運命を切り開くアリエルの姿を通し、作品の感動をお届けできるよう、一回一回の舞台を精一杯務めたいと思います」としている。
劇団四季 ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』は、8月26日に舞浜アンフィシアターで開幕、ロングラン上演予定。
※通し稽古は、以下のキャストで公演。
<通し稽古キャスト>
【公演概要】
劇団四季ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』舞浜公演
8月26日より開幕
■劇場
舞浜アンフィシアター
■出演候補キャスト
アリエル:谷原志音 立花梨花
エリック:武藤洸次 政所和行
アースラ:恒川愛 潮崎亜耶(「崎」は「たつさき」が正式表記)
トリトン:金久烈 田島享祐
セバスチャン:川口雄二 赤間清人
スカットル:丹下博喜 玉井晴章
フランダー:羽賀悠仁 梅村令悟