柳沢慎吾、初の全国ツアー 東京公演はNHKホール!「とにかくお客さんが喜んでくれるライブに」

――柳沢さんは芸歴48年。個人的な話になるのですが、『翔んだカップル』や『翔んだライバル』を毎週楽しみに拝見してました。
柳沢:(立ち上がり握手を求め、この後しばし『翔んだカップル』『翔んだライバル』の再現続く)金曜19時の放送で高視聴率だったんですよね。ホンジャマカの石ちゃん(石塚英彦)は、あの番組で俺を観て、こういう番組に出たいと調べて、俺と同じ劇団に入ったって言ってました。
――NGシーンをオンエアした画期的な番組でしたよね。
柳沢:あれは時間が余っちゃったんですって。(タイムキーパー)「3分余っちゃいました。どうしましょう?」、(監督)「何? 3分って大きいじゃねえか」、(タイムキーパー)「計算ミスです」、(監督)「よし、役者の失敗したシーンを持って来て編集して使え!」ってなったらしいです。それが大人気になっちゃった。
――デビューしてそう経たない19歳で主演というのはすごいです。その後も『ふぞろいの林檎たち』のスタートが21歳で、『少女に何が起ったか』『はね駒』『味いちもんめ』と話題作への出演が途切れず、10人に聞いたら10の柳沢慎吾さんの好きな作品が挙がるのではないか?と思います。ご自身の中での代表作を挙げるとすると…。
柳沢:やっぱり『ふぞろいの林檎たち』ですかね。あのドラマをやったら、もうどんな他のドラマだろうが、他の映画だろうが、全然怖くなかったです。当時の演出家が厳しかったですからね。あの頃、金曜ドラマに出なかったら役者じゃないっていうくらいでした。朝ドラ、大河、そして金ドラと、ちょっと格が違ったんですよね。当時日曜劇場は単発ドラマ枠でしたし。
――そうした俳優業と同時に、あの名言「あばよ!」を生んだ、芸能人ねるとん「ねるとんね紅鮭団」や、『ウンナンの気分は上々。』などバラエティでも最前線で活躍を続けられています。
柳沢:ねるとんに出る前はあまりバラエティに出ることはなかったんです。あの番組で貴ちゃん(石橋貴明)から(声マネしながら)「慎吾ちゃん、あの女に何か言ってやれよ!」って言われて、出た言葉が「あばよ!」。今では街に出ると「あばよ!あばよ!」と言われるようになっちゃって。あれ以降、バラエティにもたくさん呼ばれるようになりました。
「かまいたち!お前たち!」も中居(正広)が、『味いちもんめ』の時に、「慎吾さん、大丈夫だから言っていいよ」って言ってくれてアドリブで入れたんですよね。

――ジャンルにとらわれず、いろんなことにチャレンジする姿勢は昔から変わらずですか?
柳沢:松方弘樹さんに言われた言葉が大きいと思います。「なんでもやっとけ」「引き出しいっぱい作っとけ」と。時代劇もやったことがなかったですし、京都の撮影所は怖いと聞いていたので尻込みする俺に「大丈夫だよ、俺がいるから」と言ってくれて『遠山の金さん』に出る機会をくださったり。
――そのおかげで、伝説の若山富三郎さんとの出会いがあり。
柳沢:タハハ…。出会っちゃった…(泣笑)(この後しばし太秦で目撃した若山富三郎&丹波哲郎の邂逅シーンを再現)。
――そういう先輩との思い出を本にまとめられたら大ヒットしそうな気がします。
柳沢:今の芸能界にああいう人はいないもんね。今はみんないい子なんですけど、あの時代の人には伝説があったよね。今やったらアウトなことも多いですけど。
――48年の芸能生活は振り返るといかがですか?
柳沢:楽しかったですね。気持ちは本当にデビューの頃から変わらないです。やっぱり人が好きなんでしょうね。
――これだけ長く芸能界におられて、上の世代からも下の世代からも愛されているのはすごいと思います。
柳沢:かわいがってくれた先輩たちはほとんど死んじゃいましたね…。山城新伍さんも、地井武男さんもみんないい人だったな。
――下の世代に慕われるのはいかがですか?
柳沢:でも俺、べったりはしないんですよ。つかず離れずいい距離感で。一匹狼ですから!
――改めて今回の全国ツアー。見どころを教えてください。
柳沢:前回のライブに来てくれた東MAXが「こんなサービス精神旺盛なライブは初めて。笑い⇒笑い⇒笑い⇒感動⇒涙、そして笑い」と言ってくれたんですけど、アップダウンが激しいライブになると思います。ただ笑いばっかりだと「あ~面白かった!」で終わってしまうけど、ちゃんと感動も用意しています。高校野球や警視庁はもちろん、新しいパフォーマンスもありますし、「高嶋ちさ子のザワつく!音楽会」にむけて練習したトランペットもレパートリーが増えたので披露します。矢沢の永ちゃんになりきっての熱唱もありますのでぜひお楽しみに。とにかくお客さんが喜んでくれるライブにしたいですね。でもこんなライブは若い時には無理だったと思うんですよ。今だからいいんだろうなって。同じ年代を生きてきた皆さんが子育ても手が離れて、何も考えずに思いっきり楽しんでもらえるライブにしたいです。
でも、東京はNHKホールですよ…。大丈夫かなぁ。歌手の人がコンサートでやるイメージだよね。トークメインでNHKホールなんて聞いたことないよね? 埋まるかなぁ…。誕生日の前祝でもありますので、みんなヨロピクね!
(取材・文:近藤ユウヒ 写真:高野広美)
『日本列島大捜査網 THE 柳沢慎吾劇場 ★ ROCK45TOUR』は、9月25日・26日福岡・キャナルシティ劇場、10月16日・17日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、12月1日神奈川・小田原三の丸ホール 大ホール、2027年1月30日愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、2月14日広島・広島JMSアステールプラザ大ホール、3月4日東京・NHKホール、3月20日宮城・電力ホール、4月11日北海道・札幌市教育文化会館 大ホールにて開催。
2027年公演分のチケットは 9月25日から発売
【公演概要】
『日本列島大捜査網 THE 柳沢慎吾劇場 ★ ROCK45TOUR』
第1期公演(2026年)
・9月25日・26日:福岡・キャナルシティ劇場
・10月16日・17日:大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
・12月1日:神奈川・小田原三の丸ホール 大ホール
第2期公演(2027年)
・1月30日:愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
・2月14日:広島・広島JMSアステールプラザ大ホール
・3月4日:東京・NHKホール ~「64歳にあばよ!柳沢慎吾 65歳生誕祭」
・3月20日:宮城・電力ホール
・4月11日:北海道・札幌市教育文化会館 大ホール
【公式サイト】https://yanagisawa-tour.com/
【公式X】@yanagisawa_tour