井上芳雄が再び小林多喜二に 舞台『組曲虐殺』来年2月上演 東京公演詳細が発表
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2027年2月上演される井上芳雄主演の音楽劇『組曲虐殺』東京公演の詳細が解禁された。
【写真】井上芳雄が小林多喜二役 2012年上演時の舞台写真
井上ひさし最後の戯曲『組曲虐殺』は、プロレタリア文学の旗手・小林多喜二の生涯を、彼を取り巻く愛すべき登場人物たちとの日々を中心に描いた作品。
初演から小林多喜二を演じる井上芳雄、演出・栗山民也で2027年2月に4度目の再演となる。
共演には、秋山菜津子(多喜二の実姉・佐藤チマ役)、矢吹奈子(多喜二の恋人・田口瀧子役)、堀内敬子(多喜二の妻・伊藤ふじ子役)、山崎一(特高刑事・古橋鉄雄役)、土屋佑壱(特高刑事・山本正役)らの出演が決定した。
東京公演チケットは8月29日から最速抽選先行開始となる。
ときは昭和5年の5月下旬から、昭和8年2月下旬までの、2年9ヵ月。幼い頃から、貧しい人々が苦しむ姿を見てきた小林多喜二(井上芳雄)は、言葉の力で社会を変えようと発起し、プロレタリア文学の旗手となる。だが、そんな多喜二は特高警察に目をつけられ、「蟹工船」をはじめ彼の作品はひどい検閲を受けるだけでなく、治安維持法違反で逮捕されるなど、追い詰められていく。
そんな多喜二を心配し、姉の佐藤チマ(秋山菜津子)や恋人の田口瀧子(矢吹奈子)はことあるごとに、時には変装をしてまで、彼を訪ねていく。瀧子は、活動に没頭する多喜二との関係が進展しないことがもどかしく、また彼の同志で身の回りの世話をしている伊藤ふじ子(堀内敬子)の存在に、複雑な思いを抱いている。
言論統制が激化するなか、潜伏先を変えながら執筆を続ける多喜二に対し、刑事の古橋鉄雄(山崎一)や山本正(土屋佑壱)は、彼の人柄に共感しながらも職務を全うしようと手を尽くす。命を脅かされる状況の中でも、多喜二の信念は決して揺るがず、彼を取り巻く人たちは、明るく力強く生きていた。そしてついにその日は訪れる…。
2009年の初演では、第17回読売演劇大賞・芸術栄誉賞(井上ひさし)、最優秀スタッフ賞(小曽根真)、優秀演出家賞(栗山民也)、優秀作品賞と数々の賞を受賞。 また、12年にはオリジナルキャストでの再演が話題を呼び、第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞<演劇部門>・第20回読売演劇大賞優秀男優賞(井上芳雄)、同賞最優秀女優賞(高畑淳子)、第47回紀伊國屋演劇賞個人賞(神野三鈴)を受賞した。
舞台『組曲虐殺』東京公演は、MoN Takanawa:The Museum of Narratives Box1000にて2027年2月6~28日上演。
【公演概要】
舞台『組曲虐殺』
2027年2月6~28日 MoN Takanawa:The Museum of Narratives Box1000
■スタッフ
作:井上ひさし
演出:栗山民也
音楽:小曽根真
■出演
小林多喜二:井上芳雄
佐藤チマ:秋山菜津子
田口瀧子:矢吹奈子
伊藤ふじ子:堀内敬子
古橋鉄雄:山崎一
山本正:土屋佑壱