藤原紀香、『メイジ・ザ・キャッツアイ』宙乗りに夫・片岡愛之助からのアドバイスは「そんなになかった(笑)」
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北条司の人気コミックが原作の舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』の取材会が東京・明治座にて行われた。本作は時代設定を明治時代に移し、2024年に明治座創業150周年記念公演として上演されたもの。怪盗三姉妹を演じる藤原紀香、剛力彩芽、高島礼子に加え、崎山つばさ、上山竜治、美弥るりかの6名が登壇し、再演への意気込みなど話を聞いた。フォトセッションでは原作の北条から三姉妹の書き下ろしイラストも登場し、藤原は「精神的支柱になっています。北条先生に喜んでいただけて、書き下ろしもいただいて、ますます元気になりました」と意気込んだ。
【写真】華やかな世界観で魅了!『メイジ・ザ・キャッツアイ』ゲネプロの様子
2026年9月の博多座公演を経て、明治座での東京公演。姉妹の次女・瞳を演じる藤原は「博多でお客様がとても喜んでくださったことを体感しているので、すごく勢いがついています」と手応えを語る。「再演は再現じゃない」と続け、「新キャストの崎山さんを迎えて、それぞれの役の絡みで化学反応が起こり、すごくいい作用を生んでいます。何度見ても宝箱のような、ザッツ・エンターテインメントができたと思います」と自信をのぞかせた。
三女・愛役の剛力は、「初演が2年半前とは思えないほど、メンバーはすごく仲が良くて、絆が深まりました。再演をやらせていただけることが何よりも幸せです」と喜びを語る。「まったく違う作品になっているのは間違いないですから、初演をご覧になった方も一度ではなく二度、三度と足を運んで、今日はこの人の目線で見ようと楽しんでほしい。お祭りのような作品なので、遠慮なく声を出して笑ったり泣いたりしてもらえたら」と呼びかけた。
長女・泪に扮する高島は、再演決定の知らせを受け「幸せで、感動しました」と回顧。「前回の千秋楽の時から、絶対に再演はあるという手応えがありました。各地域からのお声がけも多くいただき、本当に幸せな再演です」と喜びをにじませた。また、今回は衣装も大幅にパワーアップ。スパンコールやビジューがふんだんに使われ、「前回見てくださった方は、まぶしいと感じるかも?」と笑顔を見せた。
刑事・平野役の上山は「自分の出ていないところを客席から見ていても、ずっとゲラゲラと笑っています。ストレート舞台ではあるけれど、ミュージカルもサーカスも、濃厚なお芝居も歌舞伎の要素もあり、本当にお得な作品です」と見どころを紹介。
姉妹が営む喫茶店に現れた謎の執事・藤堂を演じる美弥は「宝塚歌劇団で学んできたことを、卒業後にこれだけ発揮できる機会はなかなか無い。男役と言っていいのか分からないですが、出し切ってかっこよさと面白さのいいとこ取りで見ていただければ」と、特徴的な役柄に絡めてアピールした。
今回から参加となる崎山は、瞳の恋人で刑事の俊夫を演じる。「始まる前はプレッシャーで押し潰されそうでしたが、皆さんの優しさと温かさに支えられて初日を迎えられました」と感謝した。劇中と同様に、稽古中に藤原から煎茶の差し入れをもらったと明かし、「煎茶の扉が開くくらい、本当においしい煎茶をいただきました。それが役作りの助けにもなりました。エンタメの暴力のような舞台なので、それを体感して」と語った。
崎山が演じる俊夫について藤原は、「実直で、役に向かう情熱とエネルギーがあり、すごくストイック」と話す。また「明治時代なので、手を触れるだけでドキドキ、キスは一大事です。波止場のシーンなど、俊夫さんの前では私も自然と初々しい感じが引き出されますね」と恋人として自然なやりとりができると語った。
姉妹役の3人はこの2年半の間にも交流を深めていたと明かし、高島は「食事はもちろん、観劇や映画、ゴルフにも行って、楽しくやっています。作った姉妹ではなく、本当にそういうものが出ているんじゃないか」と、実際の仲の良さが出ていると話す。お互いに「盗みたいところ」を聞かれると、高島は剛力について「運動神経や瞬発力、フレッシュな感じを盗みたい。それに性格が本当にいいんです。アンサンブルやスタッフの皆さんともすごく仲が良く、コミュニケーション力が高い」と称賛。藤原については「いつも最初に共演者を誘ってくれる。大丈夫、大丈夫というどっしりした姉で、役柄と同じように私たちの母のような存在」と話した。
剛力は藤原について、「気遣いが本当にさりげなくて、いろいろなことに気づいてくださる。いつか習得したい」と憧れを語り、天然な一面にも「かわいらしい」と笑顔を見せた。一方の藤原は、高島とのゴルフについて「姉さんと行くと、どんなミスをしても『大丈夫、出せばいいから』と言ってくれる。最高なんです」と明かした。
また、劇中で宙乗りを披露する藤原は、夫で歌舞伎俳優の片岡愛之助も宙乗りを経験していることについて、「夫婦で飛ぶのは前代未聞だから、その瞬間を噛みしめた方がいいと言われました」と話す。「お客様が笑顔で手を振ってくださる景色は、役者としてうれしい。さらにキャストがステージで一心不乱に踊る姿も見られるので、2つの景色からたくさんエネルギーをもらっています」と魅力を語った。愛之助からのアドバイスは「そんなになかった(笑)。楽しんで、くらいですね」と笑顔を見せた。
最後に藤原は、「明治時代に舞い降りたキャッツ・アイです。笑いあり、アクションあり、杏里さんの名曲の歌唱あり、ダンスナンバーあり、人間愛、家族愛、恋人との愛と、いろんな愛にあふれた、原作をリスペクトした舞台です。宝箱のような明治座の『キャッツ・アイ』を、一度見た方もまだの方も、ぜひ見に来てください」と呼びかけた。
(取材・文:宮崎新之)
舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、11月1日まで東京・明治座にて上演。11月14日~23日大阪・新歌舞伎座にて上演される。
【公演概要】
舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』
9月26日~30日:福岡・博多座
10月9日~11月1日:東京・明治座
11月14日~11月23日:大阪・新歌舞伎座
◆出演
藤原紀香
剛力彩芽
崎山つばさ
上山竜治
長谷川初範
川久保拓司
佃井皆美
新谷姫加
美弥るりか
高島礼子
◆原作
北条司「キャッツ▽アイ」(コアミックス)※▽はハートマーク
◆脚本
岩崎う大(かもめんたる)
◆演出・共同脚本
河原雅彦
【公式サイト】https://meijithecatseye.com/
【公式X】@meijithecatseye