『明日カノ』“ホス狂地雷系女子”ゆあてゃ登場! 「かわいすぎる」とSNS大盛り上がり

カルチャー
2022年5月18日 19:55
『明日カノ』“ホス狂地雷系女子”ゆあてゃ登場! 「かわいすぎる」とSNS大盛り上がり
ゆあ(齊藤なぎさ)&翼(ゆうたろう) 『明日、私は誰かのカノジョ』第6話より  (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

 東京で生きる女子たちを、オムニバス形式で描くドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』(MBS、TBS/毎週火曜深夜)の第6話が、5月17日(火)の深夜に放送された。第6話では恋人・光晴(福山翔大)と別れ、レンタル彼女の仕事をクビになった彩(宇垣美里)のその後と、次週から本格的にスタートするホスト編の主人公・大学生“萌”(箭内夢菜)のプロローグが放送。二人の主人公の内面を表すグッとくる演出にSNSでは称賛の声が散見された。(文=於ありさ) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■思い出したくなる第6話に

 職と恋人を失った彩に、傘を差し出した雪との居酒屋シーンからスタートした今回。はじめのうち、彩は調子良くお酒を飲み、雪に対して「(翼くんに)メイクの仕方教えてあげなかったでしょ〜?」と早口で冗談混じりにマシンガントーク。しかし、そんな彩に対して雪が「なにかありましたか?」と聞くと、彩は落ち着いたトーンで最近あったことを「大変だよ〜」と話し出した。相手を心配させまいと明るく、笑顔で話すも、悲しさを隠しきれないような話しっぷりは、原作のイメージ通りで、彩を演じた宇垣美里が彩の心のうちを丁寧に咀嚼(そしゃく)したからこその演技だと想像させた。

雪&彩 (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
 第6話では「彩が実は優しい人なのではないか」と思わせるようなシーンがいくつかあった。例えば、雪の顔に傷があることや「海に来たことがない」との発言を聞いた時、彩はそれ以上踏み込むことはしなかった。他の人のように「ごめん」「かわいそう」などと言うことなく、あえてそこには触れずに話の本題へと入っていく。それができるのは、彼女にも同じように消したい過去、容姿をバカにされ続けた過去があったからなのだろう。

雪&彩 (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
 また、海でのシーンは、彩の心の柔らかい部分が、映像と音楽で演出されていたように思える。雲のない夕方の空に向かって投げるサンダル、今までには見せたことのないようなとびっきりの笑顔で海へ足を入れたり、砂浜を駆けまわったりする彩の無邪気な姿…それらを切り取ったスローモーションな映像が美しい。秒数にするとほんの30秒くらいだったが、そんな彩を見て、ほほ笑む雪の姿も相まって、彩の心の優しくて温かい部分が垣間見えた気がした。

 さらにそこから雰囲気をガラッと変えて、低めのトーンで「ここまで来たら、今さら生き方変えれないよね…」とつぶやく彩。自分に言い聞かせるようなセリフの後で「私を幸せにするのは誰でもない。私自身なんだって」「私は私の生き方を否定しない」と凛とした表情ではっきりとしゃべる彩からは、彼女の覚悟を見た気がした。幸せを追い求める人たちへのエールとも取れる、彩の言葉。自分の道が正しいのかわからなくなった時には、このシーンのことを思い出したい。深夜に目を潤ませながら、そう感じた。

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明日、私は誰かのカノジョ

於ありさ(ライター)

吉川愛

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