『ユニコーンに乗って』“佐奈”永野芽郁の思いは一体どっち!? “恋か憧れか”SNSでも意見分かれる
仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系/毎週火曜22時)。8月16日(火)に放送された第7話は、森本海斗(坂東龍汰)の裏切りにより、ドリポニ大ピンチ! 成川佐奈(永野芽郁)のなかで、小鳥智志(西島秀俊)への特別な思いも芽生えるなど、盛りだくさんの回となった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
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■海斗(坂東龍汰)まさかの裏切り
ちょっと変わっている奴だとは思っていたが、仲間を裏切るなんて考えてもみなかった。ドリポニに入社して、佐奈や小鳥の温かさに触れた海斗は、どんどん“人の心”を取り戻していくものだと信じていた。それなのに、ようやく日の目を見るところまで漕ぎ着けた「スタディポニーキャンパス」の情報を、ゲームアカデミアに横流ししてしまうなんて…。
しかし、何か理由があるに違いない! といまだに彼を信じてしまうのは、筆者だけではないはずだ。ゲームアカデミアを率いる永瀬(松尾貴史)に脅されたのか。はたまた、ドリポニの利となる策があるのか。
森本海斗(坂東龍汰)&栗木次郎(前原滉) (C)TBS/撮影:加藤春日
SNS上でも「偵察のためにライバル会社に移ったのかな?」「なんか吹き込まれたんじゃないん!」「海斗がライバル会社に来るなら特許を諦めてやるって条件だったんじゃないのかな」などさまざまな考察が上がっている。
確かにそうでもないと、つじつまが合わない。ビジコンで優勝した時の、照れくさそうな笑顔。栗木次郎(前原滉)にいじられて、弟のような表情を浮かべていたことも…すべてうそだったというのか。
■そこで胸に響く早智&小鳥の言葉
海斗に裏切られた佐奈たちは、落ち込むあまりに気持ちを切り替えられない。そこで、数々の修羅場を乗り越えてきたであろう羽田早智(広末涼子)や、人生経験豊富な小鳥の言葉が、胸に響く。
話を聞いた早智は、「心が健康じゃなければ、いくら働いたところで成果は生まれない」と“リフレッシュ休暇”を取ることを提案する。「こんな時に休めるわけあるかーい!」とも思ったが、たしかに気分が落ちているなかで動き回っても、状況が好転するわけがない。
小鳥智志(西島秀俊) (C)TBS/撮影:加藤春日
小鳥も、落ち込みモードから抜け出せそうとしない夏井恵実(青山テルマ)や次郎に「このままずっと落ち込んでるんですか?」とちょっぴり厳しい言葉をかけた。「ギターは、時々弦を緩めないと、切れやすく長続きしない」という“名言”は、いまいち伝わっていなかったが、「こんな時こそ、休んだ方がいい」と教えたかったのだろう。
本作を通して、何度も小鳥と早智の言葉に、ハッとさせられているような気がする。落ち込むことがあったら、「失敗ではなく、学びだ」と自分に言い聞かせよう。うまくいっている時こそ、周囲をしっかりと見渡すこと。
佐奈や須崎功(杉野遥亮)が、年長者の言葉を素直に受け入れているのと同じく、小鳥と早智もまた若者の意見に耳を傾けている。『ユニコーンに乗って』のひとつのテーマである“共生”。世代間ギャップがあるからこそ、逆によりよい道が見つかるのかもしれない…と思わされた回だった。
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