【漫画】イケメン御曹司でも急に結婚は無理!? アラサー女子の恋愛観&婚活の苦悩がリアル
■「私もう夢を見れる年齢ではないんです」
というのも奏音は、恋に夢を見て猪突猛進するタイプではないのだ。「私はもう夢を見られる年齢ではない」と恋愛に対して現実的な考えを持っているし、城咲の猛アタックを前にしても浮かれることなく、「結婚したとしても浮気される」と冷静に受け止めている。
アラサー女性のリアルな心情が丁寧に描かれている
そんな奏音の反応に「もったいない!」と思う反面、もし自分が同じ年齢・立場だったら「確かに怪しいかも」と慎重になるだろう。もっと若い女性が現れたら、今はただ目新しく感じているだけ…考えれば考えるほど、どれだけ城咲がいい男性だとしても、「YES」とは気軽に答えられないかもしれない。婚活のシビアな一面、そしてアラサー女性のリアルな心情の揺れに思わず「うっ…」と重たい気持ちを感じると同時に、何としても奏音に「幸せになってほしい」と感情移入してしまう。
でも、そんな奏音(そして私たち)の心をふっと軽くさせてくれるのが、城咲の魅力であり、本作のもう一つの見どころだ。
■イケメン社長、なぜ奏音を選んだ?
城咲は「プライベートを一生一緒に過ごす女性は自分で選びたい」と、自らの経歴&ビジュアルを隠して婚活パーティーに参加していた。
イケメン社長の紳士なアプローチにときめきが止まらない
そんな彼の前に現れたのが奏音。彼女に好きになってもらうために庶民的なデートを提案したり、忙しい隙間をぬって会う時間を作ったり、魅力的な契約書を用意したりと、イケメンが紳士にアプローチする姿に思わずキュンとする。しかも、ちょっとズレているところがまたかわいらしく、女心をくすぐるのだ。
とはいえ、ここまで城咲が奏音に固執する理由も気になる。もしかしたら城咲には、まだ知らない秘密が隠されているのかもしれない。果たしてアラサー女子とイケメン社長との格差婚の行方は? 『その結婚、正気ですか?」は、4巻まで発売中だ。