『サマーガイズ』グァンボクの過去が衝撃的! 小ネタにも注目な第5話&第6話
■変わってしまった葉書の持ち主
パーティーの翌日、次はテオが体調を崩し、店を休むことになった。夕方、テオのために粥を作ったチンダルレ。焦げてしまった粥が、母親の味と同じだとテオは頬を緩めた。母親の顔は覚えていなくても、料理の味の記憶はあることを語るテオの過去もまた、辛い出来事が隠されていそうだ。
マ・テオ(イ・ジョンシク) 『サマーガイズ』第6話 (C)StarCrew Ent Co.,Ltd
このタイミングで、テオがサマーガイズに来た理由をチンダルレに告げようとすると、チンダルレが床に落ちていた葉書を見つけ、18年前の王子様の正体がテオだと勘違いをしてしまう。テオは誤解を解かず、再会の嬉しさのあまりテオに抱きついたチンダルレを、そのまま受け入れたのだった。
■謎の女とチャンの関係
同じ日の夜、謎の女がサマーガイズに2回目の来店をした。おすすめのカクテルを注文した彼女に、チャンは自分が作ると名乗り出る。この後、彼の放つ言葉を注意深く聞いて欲しい。チャンは“モヒート”を作りながら「一度くらいは作ってあげたかった」と心の中で呟いたのだ。謎の女とチャンは、ただの知り合いではない関係性があることを匂わすシーンとなった。
■グァンボク「死ぬためにここに来た」
ある朝、施設に預けられた日が誕生日になったグァンボクの生い立ちを聞き、三人は、翌日のグァンボクの誕生日パーティーを企画することにした。テオがグァンボクを連れ出し、自分とチンダルレが買い出しに行くことを3.8秒で企画したと得意げに話すチャン。IQの高さを小出しにしたナルシストさが、実はチャンの魅力でもある。
チャン 『サマーガイズ』第6話 (C)StarCrew Ent Co.,Ltd
経験豊富なテオと違い、グァンボクはカフェに行くことさえ初体験だった。グァンボクは、想像以上に純粋であることがわかる。ちなみに、チンダルレとチャンが買い物をするシーンで流れた曲は、アランを演じるイム・ナヨンが歌っており、改めて聞いてみてもいいかもしれない。
グァンボクがチンダルレの家に戻ると、誕生日ケーキとグァンボクが食べたがっていた酢豚とチャプチェが用意されていた。バースデーソングを歌いながら迎えてくれた三人を前に、嬉しさのあまり声をあげて泣くグァンボク。
ケーキのろうそくを消す時に、何を願ったかチンダルレが聞くと、グァンボクの口から「僕は死ぬためにここに来たんです」と衝撃な事実が飛び出した。すると、サマーガイズに来る前のグァンボクが、消費金融でお金を借りた負債者を何度も殴りかかっている場面になり、関心がさらに深まる展開となった。
第5話と第6話で、少しずつ三人の過去が明らかになってきたが、その真相はまだわからない。そして、チンダルレが、葉書の持ち主を勘違いしたことによるチャンとのすれ違いが、四角関係を大きく変えてしまいそうな予感だ。