『SUPER RICH』最終回は美しいラストに! 過去のセリフがリンクする場面も

カルチャー
2021年12月24日 20:00
『SUPER RICH』最終回は美しいラストに! 過去のセリフがリンクする場面も
氷河衛(江口のりこ) 『SUPER RICH』第11話より  (C)フジテレビ

 幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求める社長・氷河衛(江口のりこ)のジェットコースターのような半生を描くテレビドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系/毎週木曜22時)。本作は、仕事一筋で生きてきた衛が、貧乏な専門学生・春野優(赤楚衛二)と出会うことで、新たな価値観を見出していく物語だ。12月23日(木)に放送された最終話は、宮村空(町田啓太)がMEDIA社に寝返った理由が判明。それぞれの幸せの形が見つかる美しいラストになった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■空が衛を裏切った理由とは

 「お金の心配せんと、楽しくみんなと仕事して、美味しいご飯食べて、ふかふかのベッドで寝る。隣には、優くんがおってさ…」――。『SUPER RICH』最終話、衛はついに幸せのカタチを見つけることができた。大それたことでなくていい。ただ、大好きな人たちに囲まれて、普通の生活を送る。それこそが、お金では買えない真の豊かさなのだと。

 これまでの衛は、ジェットコースターのように波瀾万丈な人生を歩んできた。幼い頃に経験した両親の死。信頼していた同志・一ノ瀬亮(戸次重幸)の裏切りにより、一文なしになったこともあった。恋人がコンビニ強盗に刺されて、生死をさまよったかと思えば、今度は衛自身が過労により病気に。振り返ると、たくさんの困難を乗り越えてきたことが分かる。そこから立ち上がり、ようやくスリースターブックスも軌道に乗ってきた。だが、このまま、どうか幸せに…という祈りは届かず、MEDIA社の取締役・島谷聡美(松嶋菜々子)が、強敵として衛の前に立ちはだかる。スリースターブックスに、TOB(敵対的買収)を仕掛けると言い出したのだ。

宮村空(町田啓太) (C)フジテレビ
 ひとまず安心なのが、空が聡美側に寝返ったわけではなかったということ。「俺は、絶対に衛さんを裏切りません」と言っていた彼は、やはりどんな時でも衛の味方だった。空は、スリースターブックスを守るために、MEDIA社に移籍するふりをして先手を打ったのだ。第10話ラストで怪しげな雰囲気をまとっていたため、彼の行動を心配していた視聴者も多かったのではないだろうか。もちろん信じたい気持ちはあったが、本作には何度も“裏切り者”が登場したため、「まさか」な人物が裏切るどんでん返しも考えられた。だが、空は最後まで空のままでいてくれた。辛い時期に支えてくれた衛への恩義を、決して忘れない真面目な空。SNS上でも、「信じてたよー!空さんー!」「空さん味方で良かったー」と安堵の声が上がっていた。

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SUPER RICH

菜本かな(ライター)

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