莉子、「“ひたむき”に頑張れる人間でありたい」 躍進続く女優業は「もっと高みを目指して」
■20歳初めにやったことは“お母さんと乾杯”
――2022年はモデル業だけでなく、女優として特にたくさんの作品に出演されていたと思います。今は、女優のお仕事を頑張りたいという気持ちが強いのでしょうか?
正直どこに重きを置いているとかはなく、オールジャンルでありたいと思っています。ちょうど2022年から今年にかけては、ありがたいことにお芝居の仕事をいただくことが多かった時期でした。もちろん一番頑張りたい分野ではありますが、いただいたお仕事は何事も楽しくやりたいと思っています。その中でも今はお芝居の楽しさを知れている時期でもあるので、このまま楽しく続けていけたらと思っています。
――モデルさんや女優さんで参考にしている方とか、キャリアの面で目標にしているような方はいますか。
最近は憧れるのをやめようと思っています。たとえ何を頑張っても、結局私はその人になれないんですよ。だから最近は「そんな憧れている場合じゃないぞ、自分」と言い聞かせています。まずは自分磨きをして、自分でもっと高みを目指していけるようにと言い聞かせるようにしています。やはり女優業をやっていると「この方素敵だな」と憧れる機会はありますが、まずは自分がもっと場数を踏んで、もっといろんな役に触れて、役者として精進しようという気持ちが今は一番大きいです。
――20歳になって初めにしたことは何でしたか。
お母さんと乾杯しました! 20歳になって感じる変化の中では「お酒を飲める」ということが自分にとって大きいものでした。20歳になったら母親と乾杯したいなと思っていたので、本当に一杯だけですけど、乾杯しました。2人でレモンサワーを飲んで美味しいお料理を食べました。
――ありがとうございます。今現在キャリアに関する目標はありますか。
夢はないですが、目標は常にあります。例えばこういう作品に出たいとか、こういう方とご一緒したいとか。この前までだったら舞台に出演してみたいとか。そういう細かい目標はあるのですが、芸能人生においてこれを成し遂げられる人になりたいとかはないです。だから今はとにかく“ひたむき”に芸能活動を頑張っていきたいと思っています。
――では、最後に改めてフォトエッセイの見どころをお願いします。
やはり一番は綺麗な写真と、私がひたすらしがみつきながら頑張った執筆部分ですね。どちらかと言わずに、ぜひとも両方楽しんでいただきたいです!
『莉子 1stフォトエッセイ「ひたむき」』(宝島社)は、各ネット書店のほか、全国書店で発売中。