高橋李依、令和版『るろ剣』への思い 神谷薫を演じる際は「ちゃんと小町でいたいな」

インタビュー
2023年8月24日 18:00
高橋李依、令和版『るろ剣』への思い 神谷薫を演じる際は「ちゃんと小町でいたいな」
高橋李依  クランクイン! 写真:小川遼

 和月伸宏による剣戟アクション漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。1996年に初めてテレビアニメ化され、その後OVAや劇場映画、ミュージカルなどさまざまなメディアで展開されてきた。そんな本作の新作アニメが、フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中(毎週木曜24時55分)。今回クランクイン!トレンドは、ヒロインの神谷薫を演じる声優の高橋李依にインタビューし、数々のメディアミックス展開をしてきた本作への出演への思いや、デビュー10周年を迎えた今、自身の成長をどんな風に感じているかを聞いた。 (取材・文=M.TOKU/写真=小川遼)


■『るろ剣』の歴史、流れは知っておきたい

――コミックスはシリーズ累計7200万部発行、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と、全世界・全世代からの支持を受ける『るろうに剣心』。新作アニメのオーディションを受けたときはどんな気持ちでしたか?

“自分は見る側”という認識を持っていた作品だったので、まずオーディションの案内がきたことに驚きましたし、「そっか、新作アニメを作るんだ!」という不思議な感覚になったことを覚えています。

――本作のようにファンが多かったり、多くの人が知っていたりするような作品へ出演する際、特別なプレッシャーを感じることはありますか?

アニメ業界に身を置いてからもう何年も経ちますが、多くの人が知っている作品のオーディションがあると、「今、私はものづくりをしている界隈に身を置いている」ということをより実感します。なかでも本作のように漫画から始まり、アニメ、実写、舞台などで展開されてきた作品ともなれば、その歴史…と言いますか、流れは知っておきたいなという思いがありますね。


――歴史、ひいては思いでしょうか。

はい。『るろうに剣心』って、CDブック、アニメ、実写映画、舞台などいろいろなメディアや媒体で本作に向き合われてきた方々がいるじゃないですか。その歴史を知った上で、リスペクトの気持ちを込めて演じたいと思っているんですよね。人気作だからどうこうという訳ではなく、『るろうに剣心』にまつわる情報がこの世の中にはたくさんあるから、それを知っておきたいなという感覚に近い気がします。

――本当にさまざまな展開をしていて、世代を超えて愛されている作品です。

国内はもちろん、海を越えてもファンの方がたくさんいらっしゃいますよね。先日、世界上映イベントでアメリカを訪れた際、楽しみにしてくれていた方々の熱量を肌身で感じました。タイトルロゴが出ただけで、歓声が湧くんですよ。あの熱を体感できて、本当によかったです。

――私も子どもの頃は『るろうに剣心』に影響されて、よくマネをしていました。

そうだったんですね! そういえば、先輩方も斎藤一の牙突(がとつ)をマネしていたと言っていました。みんな一回は通る道なんですね(笑)。でも、私も京都に行くことがあれば、木刀を買っちゃいそうです。

――修学旅行で木刀を買う人が多い理由も分かりますよね。

めっちゃ分かります! やっぱり、長くて格好いいですもん(笑)。

次ページ:剣心&薫への印象は?

1ページ(全3ページ中)
アニメ『ホリミヤ ‐piece‐』本PV

この記事の写真を見る

イチオシ!

るろうに剣心

アニメ

高橋李依

声優

取材

インタビュー

あわせて読みたい

[ADVERTISEMENT]

公式アカウント

おすすめフォト

【行きたい】今読まれている記事

【欲しい】今読まれている記事

【イチオシ】今読まれている記事