emma、がむしゃらだった20代を経てアパレルブランド経営へ 「ViVi」専属モデル卒業がキャリアのターニングポイントに

インタビュー
2025年4月17日 12:00
emma、がむしゃらだった20代を経てアパレルブランド経営へ 「ViVi」専属モデル卒業がキャリアのターニングポイントに
emma(ヘアメイク:TSUKUSHI TOMITA/スタイリスト:Rino Nakamura/衣装:ワンピース、ブーツ「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」/ピアス「スタイリスト私物」)  クランクイン! 写真:高野広美

 さまざまなファッション誌でカバーを飾り、2022年にはアパレルブランド「ER」を立ち上げてディレクターとしても活動しているモデルのemma。4月18日(金)には、Instagramで約95万人のフォロワーを誇る彼女がトータルプロデュースしたセンスブック『HERE I AM』(SDP)が発売。クランクイン!トレンドでは、こだわりが詰まったセンスブックのことから、30代を迎えた現在の目標までをたっぷり聞いてきました。(取材・文=森出桜/写真=高野広美)


■『HERE I AM』は自分を肯定できるような作品

――7年半ぶりの書籍『HERE I AM』の発売おめでとうございます。現在の率直なお気持ちを聞かせてください。

7年半前に本を出した時から、またなにかきっかけがあれば本を出したいという気持ちがあったので、ようやく皆さまの元に届けられる日がきてすごくうれしいです。



――emmaさんらしさが詰まった“センスブック”でした。

今まではモデルという職業柄、自分の中身が表に出ることが少なかったんですけど、本作では自分の胸の内をすべて明かすという覚悟で臨みました。自分のパーソナルな部分をかなり話しているので、思い出したくないことや書いていて苦しくなることもありましたが、過去を振り返ることで自分と向き合う時間になりました。なので、30年生きてきた自分を肯定してあげられる作品になっているなと思います。

――emmaさんの恋愛トークも新鮮でした。

友達が見たらきっと「あの時のあの人」って分かっちゃうと思います(笑)。私だって人並み以上に悩むし、失恋もするし、肌も荒れるしっていう恥ずかしい部分を話すことで、背中を押せるような1冊にしたかったので、恋愛のことも赤裸々に書きました。

――タイトル『HERE I AM』にはどんな思いが込められていますか。

タイトルはすごく悩みました。実はイギリス人の父と考えたんです。私の今の気持ちを伝えた上で、気持ちに合った表現の英語がないか相談した時に、父が出してくれたのがこの『HERE I AM』でした。いくつか候補はありましたが自分の中で1番ストンとふにおちました。

――お写真もどれもステキでした! 表紙にもなっている韓国のフォトグラファー、ホン・ジャンヒョンさんとの撮影は、emmaさんからのオファーだったそうですね。

『HERE I AM』(SDP)
はい! 元々ホンさんのInstagramをフォローしていて、作品がすごく好きだったんです。共通の知り合いを通じてオファーさせていただいたんですけど、韓国でトップのカメラマンさんなのでオファーを受けてくれるか不安でした。実際の撮影では1カットの中でライティングがどんどん変わっていくんです。すごく楽しくて、魔法にかけられたような時間でした。

――コミュニケーションは韓国語でとられていたのでしょうか?

少しだけ韓国語が話せるので頑張ってコミュニケーションをとっていました。あと実は、今韓国で活躍している「ViVi」で同期だった立花恵理ちゃんに通訳をお願いしていたんです。彼女が通訳で入ってくれたので和気あいあいと撮影ができました。

次ページ:対談相手・新木優子へのオファー理由は?

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